教師が危険…? AIの影響を最も受ける職業TOP20が判明(Pen Online) - Yahoo!ニュース
教師が危険…? AIの影響を最も受ける職業TOP20が判明
3/14(火) 7:10配信
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写真はイメージ(iStock - Szepy)
AIを活用して自然な文章を生成できるChatGPTが登場し、その能力に世間を驚かしたことは記憶に新しいだろう。
「人間しかできない」と思われていたことでも、これからはAIがその役割を担うことも十分考えられる。
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そこで紹介したいのが、米プリンストン大学の研究者が中心となり、AIが持つ52のスキルについて人間の技能に関連づけた研究だ。米国労働省のデータベースをもとに800以上の職業について、その影響の大きさを調べ、AIの技術によって最も影響を受けやすい職業が判明した。
AIの影響を受けるリスクが高い職業TOP20
20位 臨床心理士・学校のカウンセラー
19位 教師(図書館学)
18位 教師(地理)
17位 裁判官・判事
16位 調停員・仲裁人
15位 教師(文化研究)
14位 政治学者
13位 教師(コミュニケーション)
12位 教師(心理学)
11位 教師(社会福祉)
10位 社会学者
9位 教師(法的機関関連)
8位 教師(政治学)
7位 教師(社会学)
6位 教師(哲学・宗教)
5位 教師(法学)
4位 教師(歴史)
3位 教師(外国語・外国文学)
2位 教師(英語・英文学)
1位 テレマーケター
最もAIの影響を受ける可能性が高い職業は、電話を利用して顧客に勧誘などを行うテレマーケティングだった。
テレマーケティングが1位になったのは、ChatGPTのように言語モデルのAIが登場したことが大きいだろう。人との簡単なコミュニケーションを任せることができ、人間による仕事が不要になっていく可能性が高い。
また、教師へのAIの影響も多大で、今回のリストにはさまざまな分野の教師が並んでいる。 分野や業界で見ると、法律関連の部門でもAIが活用される可能性が高い。
さらに、旅行代理サービス、アーティスト・アスリートのマネジメントなども、AIのめざましい活用が期待される分野だという。
ただ今回の結果に対して研究者は、「AIによる影響を受ける」という意味は広義であり、このリストがイコール「AIに仕事を奪われる」という意味だけではなく、一部の職務をサポートする役割という意味もあると述べている。AIによって人間の仕事がなくなるというより、人間がAIを活用して、より効率的に仕事できる環境が理想的なのではないだろうか。
文;佐藤まきこ