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卒業証書を公開しても疑惑を払拭できない小池都知事

2020年07月05日 16時00分27秒 | 社会のことなど
小池百合子東京都知事が15日、カイロ大学の卒業証書と卒業証明書の現物を記者会見で公開した。その際、「(卒業証書類などを)何度も公開してきた」と述べたが、これはいつもの詭弁である。小池氏は28年前に国会議員になったが、関係者が検証できる形で公開したのはこれが初めてだ。

 <異端の出口戦略、東京都の活動再開「ロードマップ」>

5月22日、都庁で会見する小池百合子東京都知事  12日の都知事選への出馬表明の会見では、「卒業云々についてはですね、すでに何度も私自身が、カイロ大学が認めているということを申し上げて参りました。今日も一部のメディアで、原本そのもの、かつて公表しておりますので、それを載せて掲載しているところがございました。あのう、すでに公表もしているということでございますので、必要な条件、要件等々を検討しながら進めていきたいと思っております」と答え、公開に後ろ向きだった。小池氏は、都議会でも再三にわたって公開を拒否してきたが、ここに来て急遽公開したのは、このままでは乗り切れないと思ったのだろう。  


長期にわたって公開を拒んできたのは、正規のルートで卒業していないので、自分が持っている卒業証書類が本物かどうか、自信が持てなかったからだと筆者は推測している。正規のルートで堂々と卒業したという自信があるなら、すでに50回でも100回でも公開してきたはずだ。筆者が記事などで「卒業証書のほうは、要件をいくつか欠いており、さらに疑わしい。裏面も見る必要がある」などと指摘してきたので、”お友達”のカイロ大学日本語学科長に相談しながら、これなら何とか乗り切れると思って公開に踏み切ったのではないか。

 ■ 異なるロゴ  では、今回公開した卒業証書類はどんなものだったのか?  

 最初に指摘したいのは、小池氏が今回公開した卒業証書が本物であるなら、自著『振り袖、ピラミッドを登る』(1982年)の扉に使われた卒業証書は偽物ということになる。両者のロゴが明らかに違っているからだ(文春オンライン「小池百合子都知事のカイロ大学「卒業証書」画像を徹底検証する」https://bunshun.jp/articles/-/7792)。 

 石井妙子氏は『女帝 小池百合子』の中で、小池氏は、タレント時代に手に入れた卒業証書は作りが杜撰だったため、本の扉では、アラブの民族衣装姿の自分の写真とコラージュして隠し、その後、今回公開した卒業証書を手に入れたのではないかと推測している。  

今回公開された卒業証書は、1978年11月に作成されたと書かれているが、エジプト外務省の認証もなく、収入印紙も貼られていないため、本当にその頃作成されたものか確認のしようがなく、石井氏の推測を否定できない。  

エジプトの国立大学の卒業証書が海外で有効なものとして通用するためには、エジプト外務省の認証が必要である。下の画像は、(小池氏が卒業したと称している)1976年のカイロ大学文学部の卒業証書の下部である。左の四角の中の黒っぽい文字は「48213番の最終署名が真正なものであることを証する」というエジプト外務省のスタンプで、担当職員のサインと日付がある。外務省の認証の日付、貼られている印紙の種類や額などから、この卒業証書が当時作成されたことが確認できる。しかし、小池氏の卒業証書にはこれらがない。  

また小池氏の卒業証書のアミード(学部長か学生部長)のサインが、この年度の卒業証書のアミードのサインと異なっている点も、小池氏の卒業証書が本当に1978年11月に作成されたものかどうか疑問を抱かせる(学長のサインは同じだが、これはスタンプだと思われる)。  

さらに卒業年が1976年となっているが、『振り袖、ピラミッドを登る』の中で、「1年目に落第した」と明記しており、それなら卒業は早くても1977年以降でなくてはならないのは、すでに指摘したとおりだ。  『振り袖、ピラミッドを登る』の偽造私文書行使の公訴時効は過ぎているが、どういうことなのか、上記の点を含め、是非小池氏に説明を聞いてみたい。


以下はリンクで>


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実弾」攻勢、激戦背景か 自民2人で票奪い合い 案里議員初当選の昨夏参院選

2020年07月05日 14時15分52秒 | 事件と事故


衆院議員の河井克行前法相(57)=広島3区=の妻、案里参院議員(46)が初当選した昨夏の参院選広島選挙区(2人区)は、自民党と野党が議席を分け合ってきた従来の選挙戦とは様相を異にし、案里議員は同じ自民の重鎮を押しのけて議員の座に就いた。  激烈な争いが「実弾」攻勢につながった可能性もある。  

2013年と16年参院選の広島選挙区で圧勝が続いた自民党は、昨夏、新人だった案里議員と現職の2人を擁立し、改選2議席の独占を狙った。 

 自民党が案里議員の公認を正式決定したのは、投開票4カ月前の昨年3月。同党は6選を目指す元国家公安委員長の溝手顕正氏を公認済みで、案里議員の公認は、党県連幹部の反発を押し切っての決定だった。  

県議だったとはいえ、案里議員は県全域をカバーする支持基盤を持たない。2人の間では、組織力に勝る溝手氏が有利とみられたが、自民同士で票を奪い合う格好となり、結果は野党3党の推薦候補がトップ当選。案里議員が溝手氏に2万5000票余りの差をつけ、2番手に入った。  

自民党が案里議員擁立にかじを切った背景には、安倍晋三首相と溝手氏の不仲があったともささやかれた。選挙資金をめぐる格差も如実で、案里議員と河井前法相の政党支部に党本部から「相場の10倍」と言われる計1億5000万円が送金されていたことには、党内からも疑問視する声が上がった。  


検察当局はこうした資金提供にも着目。自民党本部の元幹部ら複数のOB職員から任意で事情聴取するなどして使途を捜査。河井前法相が中心となって「実弾」選挙を繰り広げた疑いもあるとみて調べを進めている。


6・21SUN/2020

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共産党「不破哲三元議長」は90歳 最高指導部に居座るのは森の中に大豪邸があるから

2020年07月05日 13時15分51秒 | 政治のこと
     2020年1月26日掲載

今月26日で90歳になる日本共産党の不破哲三・元議長。先日行われた第28回党大会では、議長を退任した2006年の党大会以来14年ぶりに演説を行った。中国の覇権主義を批判する党綱領改定案について、「不法な大国主義が現実の行動となって表れている。中国の多年の対外活動からも当然の結論だ」と指摘。党大会最終日の役員選任では、最高指導部である常任幹部会委員として再任され、党運営に影響力を残した。
***


 不破氏は現在、常任幹部会委員だけでなく、幹部会委員、中央委員、党社会科学研究所所長の肩書も持つ。昨年は、新版『資本論』を刊行した。演説を行った1月15日は、党大会の会場に設けられた特設書店で、不破氏の著書『マルクス弁証法観の進化を探る』(新日本出版社)が250部すべて売り切れたという。


「不破さんが党大会で発言した時、これはまだまだ居座るなと思いました。発言することで、自らの健在ぶりをアピールすることになるわけですから」
 と解説するのは、元共産党政策委員長の筆坂秀世氏である。


「彼は、今回16年ぶりに行われた党綱領改定で、これまでの中国は社会主義をめざす国とした部分を削除することに同意しました。ですが、そもそも2004年の党綱領改定で、その文言を入れたのは不破さん自身なんです。当時、ソ連が崩壊し、社会主義をめざす国はどこだ、と議論になった時、不破さんが『中国がある』と言ったのです。さらに04年の綱領改定では、彼は中国の他に、ベネズエラのチャベス政権も新しい社会主義を作り出すとして盛り込みました。ところが、そのベネズエラはハイパーインフレを起こし、人民弾圧、人権侵害が行われたため、今回、中国と一緒に綱領から削られています。不破氏は2つの大きなミスを犯したのに、いまだに最高指導部の一人としてやっている。まあ、もうすぐ90歳になる人を辞めさせないなんて、共産党にはよほど人材がいないのでしょうか」
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死んでもしがみつく

 不破氏は89歳と高齢なことから、今回の党大会で主要な役職から退き、引退するのではないかとの予想もあった。が、本人はまったくその気がないようだ。
 長年日本共産党のトップに君臨した宮本顕治氏は、88歳で議長を退いた。この時、宮本氏に引退を勧めたのは不破氏だったという。

「当時、宮本さんは体調が悪く、党大会を欠席するほどでした。それでも議長を続けるのは、いくらなんでもおかしいという声が出て、不破さんが宮本さんの自宅に行って引導を渡したのです。不破さんが『そろそろ、身を引いてください』と言うと、宮本さんは、『僕はなにか、間違いを犯したのか』と聞き返したそうです。不破さんは、そうではなくて、ご高齢ですからと説得していました。宮本さんは、まだ引退したくなかったようですが、結局、彼に押し切られた形でしたね」(同)

 宮本氏は議長を退いて名誉議長になった。それを考えると、不破氏も最高指導部から身を引くべきという声が出るのも当然であろう。


 「不破さんは賢い人ですから、議長は辞めている、常任幹部会委員として残っていてもいいじゃないか、という理屈を立てているんです」(同)

 今回の党大会で、常任幹部会委員は26人が選出されている。それにしても、なぜこのポストにこだわるのか。

「不破氏は、神奈川の津久井町の山の中に家を構えています。場所柄、完全引退すると生活ができなくなるからです」(同)
 不破氏の自宅は、別荘地としても知られる津久井の山中にあり、敷地は3265平米(約988坪)。敷地内には4棟の建物がある大豪邸だ。門から屋敷までは車で森の中を走るという。

「不破さんは、共産党本部まで党の車で通っています。党本部の食堂の料理人も自宅に常駐しているんです。だから引退して、ただの一党員になってしまうと、車も料理人もなくなってしまいます。彼の妻は年上で90代ですので、毎日食事を作るのも大変でしょう。不破さん自身も出掛けることもできなくなる。だから、今の地位にしがみついているのでしょう」(同)


 公団の分譲マンションで慎ましく暮らす志位和夫委員長とは大違いである。共産党も14年前に議長を辞めた人を、いまだにここまで優遇するとは……。

「共産党綱領を読むと、中国も駄目になり、ラテンアメリカも駄目になったことが分かります。社会主義への流れはほとんど消えています。残っているのはベトナムだけですよ。かつては、資本主義から社会主義へと発展する展望を持っていましたが、今はなくなってしまいました。党大会では、常任幹部会委員に、幹部会副委員長の浜野忠夫氏が再任されていますが、彼も不破氏とかわらないくらいの高齢です。90歳近い党員を2人も最高指導部に残しておくなんて、党としてはいよいよ末期症状に来ていると言われても仕方ないでしょう」(同)


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国内感染者196人>、解除後最多:

2020年07月05日 10時30分06秒 | 社会のことなど
国内感染者、解除後最多196人 計1万9035人、死者も1増加


国内では2日、新たに196人の新型コロナウイルス感染者が確認され、これまでの感染者数は計1万9035人となった。緊急事態宣言解除後の最多を更新した。クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの乗客乗員を含めると感染者は計1万9747人、死者は新たに北海道で1人確認されて計990人となった。  このうち東京は107人で、宣言解除後の最多を2日連続で更新。ほかに北海道8人、埼玉19人、千葉11人、神奈川13人、大阪8人、鹿児島9人など。

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