散日拾遺

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トランプの方が良かった理由(わけ)

2016-11-12 07:45:42 | 日記

2016年11月12日(土)

 勝沼さん、コメントありがとうございます。

 御礼が遅れましたが、スーパーマンはクリプトン星人だからイデタチに関係なく強いんですね。ウルトラマンの変身と意味が違うわけだ、またひとつ勉強しました。(スーパーマン=クリプトン、ウルトラマン=スペシウム、元素名の活用もヒントをもらってるんでしょうか)

 時に・・・

> 僕は投票直前でヒラリーが3ポイントリードという時におそらくトランプが逆転で勝利するだろうと思っていました(ちゃんと投票日にブログ書いときました)。

 なるほどなあ、見る人は見てたんですね、脱帽しました。以下のコメントもなるほどです。とりわけ最後の一文、頭を冷やして考えれば、なるほどそうなのでしょう。

 ところで、ある日本の政治家が「選挙前にトランプさんが言っていたことなどは、特に考える必要もないわけで・・・」という意味のことをTVで語って、実に実に呆気にとられました。なるほど皆様が選挙期間中に口になさる公約が、何の意味をもたない訳です。「あれはパフォーマンスであって、彼の政策とは関係ない」というの(これはまた別の人)も同じ線ですね。前者はかつて「難しいことは分からない」という名言を吐いた人ですが、何の何の、複雑怪奇な政治のカラクリについて実に深く洞察していらっしゃることと見直しました。(あながち皮肉でもありません。)

 政治を理解するには、日常を超越した別のロジックが必要なようです。今日この日まで、そのことが本当には分かっていませんでした。

***

【勝沼コメント(承前)】

> イギリスのEU離脱の再現ですね。グローバリズムか反グローバリズムで投票するとグローバリズムの流れに乗れない人が大半ですので反グローバリズム(内向きになる)が勝ちます。

> 内向きになることはグローバリズムによって起きる問題を改善しません。トランプ大統領も良い結果にならないでしょう。

> でも、そこまで世界が追い込まれ変革が迫られていることがはっきりするという意味では、私はヒラリーよりはトランプの方が良かったと思います。

   

Ω


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1 コメント

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トランプの内側と向こう側 (勝沼)
2016-11-16 23:48:03
 まぁ確かにどこの国の政治家の言葉も信用できないものではありますが、やはりトランプという人はそのへんも特別なようです。
 彼は実業家であると同時にテレビタレントでもあります。彼はリアリティ・ショー番組とWWE(プロレス)で全米で大人気の人です。ショーとして人を興奮させ惹きつけることを熟知している人なのです。
 振り返ってみると彼の選挙戦での言葉は金持ちを攻撃したり人種的なネタを扱ったりというギミック(プロレスのしかけ)の手法そのままなんですよね。
 トランプのすごいところは大統領選挙のプロレスを持ち込んだことにあります。

 そしてもっと興味深いのは、トランプの公約は「国境に壁をつくってメキシコにその金を払わせる」とか「グローバル企業の工場をアメリカに呼び戻す」とか自分の国の政策の範囲を超えていて明らかに実現不能なんですよね。
 でもこれはすごい問題の本質を突いていると思っています。そして、これが僕はトランプが成功しないと確信する理由でもあります。
 グローバリズムの問題は移民の問題にしろ、グローバル企業が引き起こす問題にしろ、国を超えて起きているので一国の政策では解決できないんですよね。だからトランプの公約は無茶苦茶なものになってしまう。
 グローバリズムが引き起こす問題を改善するには色々な国や企業、団体などが協調して取り組むしかないのです。近未来、トランプ・ショックの向こう側に国際的な問題に協調して取り組む世界の姿を僕は期待しています。
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