散日拾遺

日々の雑感、読書記録、自由連想その他いろいろ。
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ハトの水浴び、ホームの訛り

2020-07-13 16:40:59 | 日記
2020年7月9日(木)
 「幼時に漱石も通った」という小学校の碑を通り過ぎ、山の上ホテルの裏手にあたる小公園へ入っていくところで、女性が地面を仔細ありげに見つめている。忍び足に回っていくと、折からの雨が作った水たまりでキジバトがブルブルと水浴びしているのだった。鳩首会議とはよくいったもので、三羽も寄れば大概の人間の集まりより、良い知恵が出そうに思われる。


 
 仕事を済ませて3時間後に再び通った時には、既に鳥の姿はない。
 三田線神保町駅のホームで、今日もまた女声の録音アナウンスが繰り返し流れた。
 「ホームが狭くなっておりますので、立ち止まらないでください。」
 これを聞いて小さく含み笑うのが、このところ木曜夕方の習慣になっている。「狭くなっている」のイントネーションが、僕にはどうしても名古屋訛りに聞こえるのだ。

 東京人は「狭くなっている」の「せまく」を  ̄ー_ と発音するが、名古屋では _ ̄  ̄ と言う。
 「せまくなっとるでねぇ、気をつけやぁよ」
 その「せまく」である。ああ懐かしい!

 そういえば6月28日(日)には、日帰りでお祖母ちゃんに会いに行くというクチブエ君と名古屋トークをしたのだった。「塾」の集まりを名古屋でやれないかと言い出したのが発端で、
 「夏はまぁやめとこまい、暑さが半端ないがや」
 「ほんでも、どえりゃーうまいもんがいっぱいあるがね」
 「コロナも騒がれとるし、何しろ気をつけて行ってきやーよ」
 「日帰りはえらいけど、行けるときに行っとかんとね」

 その後、居住まいを正した(?)クチブエ君から下記の追記。

  名古屋の国歌ともいわれる歌の動画です。名古屋の魅力と名古屋愛が詰まっています。

 ありがとう、涙目して笑いました。名古屋のファンだからこそ、首都にはなってほしくないですけどね。
 昭和40年代末に上京し、その後、森本レオを全国放送で見たときの感動は忘れられません。彼はもともと、ミッドナイト東海の人気DJだったんですから!

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