京都清水寺の「千日詣り」とは、一日のお参りで千日分のご利益があるとされ、毎年8月9日から16日まで行われ、14日から3日間は夜間拝観も行われます。
本堂奥の内々陣(撮影は禁止されています)で、参拝者はご本尊の秘仏・十一面千手観世音菩薩が納まる厨子の前で、ご本尊と縁を結ぶとされる五色の綱を握り、静かに手を合わせます。
厨子は33年毎に開扉され、常はご本尊を模したお前立が安置されています。
そんな清水寺は2017年から平成の大改修が行われており本堂と釈迦堂を残すのみ。
現在は本堂屋根の檜皮葺の葺き替えが行われています。 仁王門下の狛犬は両方とも阿形で清水寺の七不思議の一つ。
通常は口を開いた阿形と口を閉じた吽形がセットでいるはずですが。
有名な音羽の滝からの帰り道には五軒の茶屋があります。
そのうちの一軒に「舌切り茶屋」という不思議な名前がついています。
俳優の近藤正臣さんの先祖で、安政の大獄で捕らえられ舌を切って自害した清水寺にかかわりがあった近藤正慎の子孫が営む事からその名が付いているそうです。
清水寺参拝の折には立ち寄ってはいかがでしょうか。
この日はさらに清水坂から、産寧坂(三年坂)、二年坂から高台寺へと歩いてみました。
東山の麓を是非お歩きください。
京都好き男 細木