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京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

来年は申年

2015-12-27 | 京都案内

来年は申年です。
京都でお猿さんに因んだ寺社をご紹介します。

①新日吉神宮
「いまひえじんぐう」と読みます。
1160年に後白河上皇により創建された由緒ある神社です。
猿は神の使いとされ、狛猿が本殿を守ります。ご
神猿は京都御所の東北角(猿が辻と呼ばれます)と大津の日吉大社(こちらは「ひよしたいしゃ」と読みます)にもあります。
東山七条を東へ入って京都女子大学の手前です。

②赤山禅院
赤山禅院は御所から見て表鬼門(東北)の方角にある為(皇城表鬼門)、
拝殿の屋根の上には御幣とかぐら鈴を持った厄除けの猿が御所を守っています。
かつて、このお猿さんは夜な夜な悪さをしていた為、逃げ出さないように金網に入れられてしまいました。
叡電修学院駅より東へ、徒歩約20分です。

③八坂庚申堂
庚申信仰発祥の地で、京都三庚申の一つ。
手足をくくられた「くくり猿」が飾られています。
くくり猿に願い事を書き、欲を一つ我慢すれば本当の願いが叶うと言われます。
本殿前の香炉を支えているのは三猿です。
東山安井から東の八坂の塔を目指していけば、手前右側にあります。

④幸神社
「さいのかみのやしろ」と読みます。
本殿東側に鬼門除けの猿の神像があり、御所の猿が辻、ここ、赤山禅院、日吉大社と、鬼門ラインができて、都を守ります。
烏帽子をかぶり、御幣を担いだ姿はユーモラスでもあります。
絵馬にもこの猿が描かれています。
境内には「おせきさん」と呼ばれる神石(陽石)があり、これを拝むと良縁に恵まれるとか。
寺町今出川を上がって一筋目を西です。
豆餅で有名なふたばさんが近くにあります。

⑤猿田彦神社
八坂庚申堂、尊勝院と並んで京都三庚申の一つ。
山ノ内庚申とも言われ、境内には猿がたくさんいます。
もちろん、三猿にも会えます。
地下鉄東西線・太秦天神川駅より南へ徒歩3分、天神川三条交差点の近くです。

⑥正行院(猿寺)
通称の示す通り、開山と猿にまつわるお話からくる、「災難去る」の猿寺となりました。
800以上の猿の人形が納められています。
京都駅の東、通称、たかばしの近く。人気ラーメン店の裏側です。

さて、皆様はどちらに行かれますか。
お子様連れには嵐山モンキーパークもございます。


kaz