さて、話は急に始まりますが今回は秋の散策も兼ねて、宇治の万福寺方面にお出かけです。
万福寺というとどうしても「インゲンマメ」を思い出してしまいますが、ゴマあえやテンプラにするとおいしいですよね。
ところでこのインゲン豆は、私たちにとっては日常的な野菜ですが、もともと日本にあったわけではありません。最初に日本に渡来したのは江戸時代。
1654年、明国(中国)福建省の僧侶、隠元(いんげん)が長崎に来た際に持ち込んだのがはじめだそうです。
「隠元禅師」「隠元さん」「隠元おしょう」と呼ばれている隠元禅師は日本三禅宗のひとつ黄檗宗(おうばくしゅう)の開祖なのです。
あちこちに紅葉した周りの風景との色合いを楽しみながら、万福寺のイメージ的存在の魚梆(かいばん)をながめて、長い回廊の先には本殿そしてインゲンとこれも言われがあるもうそうちくを見て堪能した気分でお腹がすいたので買い物に。
今日は何を食べるかな・・・と、スーパーの店内には、木の実や根野菜、きのこ類など旬の食材が満載。ああ収穫の季節だなあと、食いしん坊の喜びに浸りながら大根と柚子そしてサンマを購入しましたが、もちろんインゲン豆もカゴに入りました。
なんともほっこりするいちにちでした。