京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

青空と白雲と紅葉と

2009-11-22 | インポート

 11月も終盤を迎えたこの時期、京都は最も賑わいを見せます。

 紅葉の赤に染まる京都の名所を見んと、多くの人が訪れます。

 東福寺、永観堂、天龍寺など、紅葉で名の通った寺院はどこも混雑しています。

 しかし、場所と時間を選べば、静かに紅葉を楽しむことができます。

 お奨めなのは、朝の早い時間。

 とはいっても、日も出ていない時間ではいけませんが。

 寺院の開門時間から間もない時間であれば、比較的人が少ないですね。

 場所では、洛北の圓光寺などが良いかも知れません。

 修学院離宮のエリアですが、詩仙堂というメジャーなお寺の近くです。

 ですが、人の訪れという点では、詩仙堂に比べて多くなく、静かな雰囲気が保たれています。

 紅葉は見事で、以前は夜間ライトアップもしていたほどです。

 本堂に敷かれた緋毛氈に座って庭を眺めていると、気分が平穏になっていくように感じられます。

 また、東山山麓にある霊鑑寺もお奨めです。

 期間限定での公開なので、気をつけたいところですが、ここの紅葉も見事。

 先日も天皇陛下が御訪京の際、お訪ねになられたようです。

 今から京都にやって来られる方も、是非訪れみてはどうでしょうか。

”あいらんど”