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着物とタキシード。。。

日本人は着物が似合いますね、いや、日本人ほど着物が似合う民族はいないでしょう。
それは当たり前です、日本古来の伝統ですもんね。

逆にスーツやタキシードなどは英国紳士がよく似合います。
まあ、日本人とは骨格、体型が違いますね。

何故こんな話しをしたかというと、
日本人の社交ダンスの在り方を考えたからです。

以前外国人に日本人の社交ダンスはどう見えるか聞いたことがあります。
すると「日本人のわりに上手い」とのこと。

これは嫌味っぽく聞こえますが、実は褒めているそうです。
微妙ですね~、喜んでいいのか悲しいのか…

確かに日本人は短期間でレベルを上げる事が出来ます。(国民性?)
大学から始めて世界のトップクラスまでいく事もあります。

例えば4才からダンスを始めて今25才の外国人(ダンス歴21年)と
18才から始めて今25才の日本人(ダンス歴7年)がいたとします。

両方とも世界のトップクラスだとしたら
ダンス歴で3倍の差があるのにスゴイですね。

外国人はこれを言っているのです。
日本人に向いていると思えない(?)のによく頑張っていると思うそうです。

逆に考えてみましょう。
外国人が日本の伝統的なモノ、例えば日本舞踊をやったとしましょう。

すっごく上手く踊ったとします。
すると「外国人のわりにすごく上手いじゃない」となるかもしれません。

外国人から見た社交ダンスと同じですね。
嫌味ではなく褒めているのですが、本人にしたらどう聞こえるかな?

日本舞踊で日本人を超えるのは至難の業でしょう。
社交ダンスで欧米人を超えるのも大変だと思います。

現在の日本チャンピオンの世界でのランクは20番以内くらいでしょうか。
以前はもっと上位にいました。(この理由はまた今度)

今回の話しは一般論で日本人の社交ダンスに否定的なのではありません。
逆にどうしたら世界で通用するかを考えたかったのです。

日本舞踊を頑張っている外国人の方も多数いると思いますし、
日本人の体型もどんどん欧米人に近づいていると思います。

しかし日本人が世界で通用するためには欧米人の真似ではいけないのです。
ある程度までは真似でもいいですが結局はオリジナリティー。

これが出来ない日本人が多い、外人レッスンを受けそのまま踊る。
自分なりに消化しないと個性が出てきません。

日本人らしい社交ダンスこそ世界で通用する方法ではないでしょうか。
日本人の良さ、それこそ短所を長所に変えていくのです。

あの大竹先生は日本人らしさを前面に出し、世界のトップクラスまで行きました。
着物をイメージした衣装や和太鼓でサンバを踊ったり…

日本人らしいオリジナリティーとパーソナリティーを大切にしていきたいですね。。。


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コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
なるほど。。。 (cafe)
2007-03-22 08:52:36
そういえば、ミスユニバースで2位になった知花くららさんの場合も、よろいをアレンジした衣装が最優秀賞になって、それが評価されて2位になったんですよね。
日本人らしさを前面に押し出して世界に挑戦するって大事なことかもしれません。
今、開催されてるシンクロでも、スタイルでは絶対にかないませんから、ここでも同じことがいえますものね。
 
 
 
cafeさんへ。。。 (石川)
2007-03-22 09:23:09
毎回思いますがシンクロって凄いですね。

こっちは床の上で手を繋いでいてもなかなかタイミングが合わないのに…



私も日本人である事を誇りに思い、そこで勝負したいですね。。。
 
 
 
日本人 (はなまる)
2007-03-22 18:41:10
フィギュアスケート女子の中野由香里さんも
「SAYURI」をテーマにした演技がとても
素晴らしかったですね。

ただ単にジャポネスク仕様にしなくても、
表現の機微や繊細さにおいては日本人はとても
優れているように思います。

日本人ダンサーの方々の活躍に期待♪ですね。

最近、転居、転園準備で燃え尽き気味かつ、
シャルウィ終了で呆けていますが、ブログは
毎日見ています・・。

はやくこの雑事から開放されたい・・・・。
 
 
 
はなまるさんへ。。。 (石川)
2007-03-22 21:21:38
日本人らしさとは繊細さであったり、正確さであったり…
日本人独特の表現が出来たらいいですね。
雑用が多く大変そうですが、それを楽しみながらこなして下さい。。。
 
 
 
欧米人基準~アジア人基準へ (あこがれは舞姫)
2007-03-23 00:07:03
いま、大会真っ最中のシンクロでは、美しと全体の調和の完璧さで、圧倒的な強さを誇るロシアが審査基準となっている現状では、細かい、繊細な表現を始めとして、日本人独自の表現を認められ、評価されるのは、なかなか大変なようです。


同様に、欧米人(言い方に少し語弊があるかもしれませんが。)の審美基準に基づく社交ダンスでも、日本人を始めとしたアジア人が、オリエンタル性でなく、その特性を生かした表現を理解して、評価してもらうには、もう少し時間がかかりそうでしょうか?

以前、バレエダンサー吉田都(元英国ロイヤルバレエ団プリンシパル)が、「体型的に、欧米のダンサーが有利だと思っていたのですが、逆にその長い手足を持て余している様子を見て、彼らより手足の短い自分の方が、フルに使って、細かい、繊細な表現が出来ることに気がついてから、自信を持ちました。」がおっしゃってました。
石川先生のおっしゃる、大切にしたい日本人らしいオリジナルティーとパーソナリティーに、近い点があるでしょうか?

空前の、自国のダンスブームを背景に、躍進の著しい中国のダンサー達を始め、アジアのダンサー達が、もっと世界に進出するようになると、日本人ダンサー達とともに、アジア人と特性も評価される審美基準=審査基準に変えていけるかもしれません。期待したいですね。
 
 
 
あこがれは舞姫さんへ。。。 (石川)
2007-03-23 00:36:34
小さい人はスピードを活かし、大きい人はダイナミックな踊りで勝負。
短所を長所に、長所を長長所にしていきましょう。。。
 
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