ヒジュラ暦1426年ラビーウ・ッサーニー(4月)27日 ヤウム・ル・アハドゥ(日曜日) |
おとといは、金曜の集団礼拝に行けなかった。以前、他のムスリムIさんに「3回続けて金曜の集団礼拝にいかないとムスリムじゃなくなる」と脅かされたことがある。
しかしなあ。日本で普通に働きながら毎週金曜は実際問題難しいぞ。ということをIさんに言ったら、「俺は仕事もせず、生活保護を受けながら、集団礼拝に来たり、コーランの勉強をしている。俺を見習え」と威張られた。
馬鹿者! 働かんかい!
でも先日、日本ムスリム協会会長のアミーンさんに「別に3回来れなくてもムスリムじゃなくなることなんてないですよ。他人にそんなこと言うなんて余計なお世話です」と言って頂いたのでひと安心。
以前は東京ジャーミイに通っていた。東京の代々木上原にある、トルコ政府運営の大変美しいモスクである。一般の人の見学もできるし、イスラムグッズも売っている(数は多くないが)。
Iさんにあまり会いたくないということもあり、アラブイスラム学院の方におじゃまするようになったが。
さて金曜の東京ジャーミイはとても国際色豊かである。数十人から数百人ほど礼拝に参加するが、日本人はいつも3~4名くらい。他は外国人だ。このモスクはアラブ系は少ない。
以前、メルセデスベンツの社員という、若いドイツ人信者に声をかけられたことがある。金髪碧眼の典型的なゲルマン系の顔立ちで、日本人の先入観で見たら、典型的なクリスチャン顔だ。先祖代々イスラム教徒と聞いてさらに驚いた。ドイツでも少しずつムスリムが増えていてうれしいと言っていた。
トルクメニスタン人にも会った。その直前に外務省の資料か何かを読んでいたら「在日トルクメニスタン人1名」と記載してあった。おお、日本で唯一のトルクメニスタン人はここにいたか!
お、あそこにいる、白髪交じりの長い口ひげが見事にカールしている紳士は何者だ? グルジア人だった。
そこの、異常に体格のいい黒人はどちらからかな? なに、ナイジェリア? 日本へようこそ。今考えるとボビー・オロゴンだったかもしれない。そんなことナイジェリア?(←オヤジギャグ炸裂!)
その他、インドネシア、マレーシア、シンガポール、スリランカ、インド、ウズベキスタン、パキスタン、バングラディシュなど、もういろいろな国の人がいる。改めてイスラム教の世界的な広がりを感じることができるのが金曜の東京ジャーミイなのである。