日本人イスラム教徒ゆとろぎ日記 ~アナー・イスミー・イスハーク~

2004年に入信したのに、2003年入信だと勘違いしていた、たわけもんのブログです。

コスプレじゃないんだから、もう!

2005年05月26日 22時29分10秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1426年ラビーウ・ッサーニー(4月)17日 ヤウム・ル・ハミースィ(木曜日)


(※この記事はyahooブログからの再録です。)

 日本人ムスリムの中に、アラブの衣装を着ている人がときどきいるが、あれはいかがなものか? 日本に住んでいるアラブ人だってそんな格好していないぞ。

 アラブ イスラーム学院(ブックマーク参照)に通っていた知人がこんな話をしてくれた。
 毎日アバヤ(アラブ女性が着る真っ黒な服)を被って学院に通う日本人ムスリマがいたが、ある日、アラブ人の先生に「君は日本人で、ここは日本なんだから、そんな格好はやめなさい」と注意されたそうである。

 ただでさえ偏見の目で見られ、異質な存在と見られている日本人ムスリム。自ら異質性を際だたせることはないんじゃないか? 余計にイスラムに対する偏見を助長する結果になると思うけどなあ。

 そういえば、大学時代の体育の授業で、アラブのどこかの国からの女性留学生がアバヤを着たままトランポリンをやっているのを見て驚いたことがある。
 真っ黒な固まりがビヨ~ンビヨ~ン跳ねている。巨大コウモリか死神みたいだ。
「あの高さから襲われたら助からんな」などとマヌケな感想を持ったことを覚えている。
 
 でも本当は、少しはそういう人がいてもいいのかもしれない。「笑っちゃう人」や「困った人」など、いろいろな人がいてこそ、その宗教が普及している証しだとも思うからである。

イスラムの風景5

2005年05月26日 18時56分45秒 | イスラムの風景
ヒジュラ暦1426年ラビーウ・ッサーニー(4月)15日 ヤウム・ル・ハミースィ(木曜日)



 モロッコのサハラ砂漠にて。メルズーガ砂丘で、夜明けを待ちながら、ベルベル人のムハンマドと語らう。「漢字で名前を書いてくれ」と頼まれ、

「武範磨道」

という字を当ててみた。なんか思い切り武道系の名前だなあ。

エジプト大使館・アラビア語教室2

2005年05月26日 05時59分47秒 | アラビア語
ヒジュラ暦1426年ラビーウ・ッサーニー(4月)17日 ヤウム・ル・ハミースィ(木曜日)


 昨晩はアラビア語教室に行った。
 このアラビア語教室では、アラビア語以外にさまざまな能力が身に付く。まず、推理力である。エジプト人の先生はダイナミックな発音の英語しか話せないので、何を言っているのか考えているうちに推理力が鍛えられる。

 「フェリスティル・カラクテル・ブット・ボイント!」

 これくらいはすぐに意味がわからないとついていけない。「最初の文字には点を打てよ」と言っているのである。

 次に、絵に対する自信を得ることができる。アラビア語教室で使用しているテキストを画像で載せておいたが、何の絵かすぐわかりますか?

 上から「鳥」「女の子」「ラッパ」「じゃがいも」「家」「オレンジ」である。まあ、わからないでもないんだけど、女の子の体の比率は不気味だし、ラッパはトイレで使うシュッポンッみたいだし、オレンジはマスクメロンみたいだ。

 このような絵に接しているうちに、「自分は絵がうまい方だな」または「絵がヘタでもいいんだ」という自信がついてくる。
 このようなメリットがあるのだから、文字の勉強が28文字のうちの12文字目のس

(スィーン)までしか終わっていないなどという細かいことは気にしてはいけないのである。
 

エジプト展があるようです。

2005年05月26日 00時46分28秒 | イベント
ヒジュラ暦1426年ラビーウ・ッサーニー(4月)17日 ヤウム・ル・ハミースィ(木曜日)


後ろから見たスフィンクス

アラビア書道仲間のTさんが、次のようなイベントを教えてくれました。

「エジプトと吉村作治の世界展」

開催日時:6月1日(水)~13日(月) 10:00~19:30(20時閉会)
      ※ただし最終日13日は17:30まで

会場: 日本橋高島屋8階ホール

入場料:600円

ナイル川のほとりで約5000年前に誕生した古代エジプト文明。
この未知の国の神秘を40年間研究し続け、数々の世界的発見を成し遂げてきた吉村
氏。
中でも、今年1月に発見された未盗掘の彩色木棺と完全ミイラは、ツタンカーメン王
よりも古く、非常に価値の高いものです。
本展では、この木棺とミイラのレプリカを展示するとともに、3800年前のミイラ
を発掘した瞬間の貴重な記録映像を公開。
吉村氏のトークショーやサイン会も同時開催いたします