ヒジュラ暦1426年ラビーウ・ッサーニー(4月)17日 ヤウム・ル・ハミースィ(木曜日) |
(※この記事はyahooブログからの再録です。)
日本人ムスリムの中に、アラブの衣装を着ている人がときどきいるが、あれはいかがなものか? 日本に住んでいるアラブ人だってそんな格好していないぞ。
アラブ イスラーム学院(ブックマーク参照)に通っていた知人がこんな話をしてくれた。
毎日アバヤ(アラブ女性が着る真っ黒な服)を被って学院に通う日本人ムスリマがいたが、ある日、アラブ人の先生に「君は日本人で、ここは日本なんだから、そんな格好はやめなさい」と注意されたそうである。
ただでさえ偏見の目で見られ、異質な存在と見られている日本人ムスリム。自ら異質性を際だたせることはないんじゃないか? 余計にイスラムに対する偏見を助長する結果になると思うけどなあ。
そういえば、大学時代の体育の授業で、アラブのどこかの国からの女性留学生がアバヤを着たままトランポリンをやっているのを見て驚いたことがある。
真っ黒な固まりがビヨ~ンビヨ~ン跳ねている。巨大コウモリか死神みたいだ。
「あの高さから襲われたら助からんな」などとマヌケな感想を持ったことを覚えている。
でも本当は、少しはそういう人がいてもいいのかもしれない。「笑っちゃう人」や「困った人」など、いろいろな人がいてこそ、その宗教が普及している証しだとも思うからである。