自己満足的電脳空間

完全自己満足主義。テーマはない。自分の趣味・関心事を偏った嗜好と思考でダラダラと書き綴る自分のための忘備録。

⑪このユニフォームが好き!【広島東洋カープ編】

2019-01-10 00:05:00 | ユニフォーム・球場考察
小学生の頃から美しいユニフォームを思い浮かべては恍惚としていた怪しい少年だったオレ(笑)そんな少年時代から続いている怪しい妄想を可視化できるよう個人的な偏見・主観に基づいて、オレが大好きだった、惚れ込んだユニフォームを各球団ごとにピックアップしてみるというどーでもいいことをやってみる。まぁ、ネタ切れだからなんだけど(苦笑)

基本的にオレ個人の美しいユニフォームの定義は下記の通り
昇華プリントNG
広告ロゴNG
③プルオーバーNG
④ビジターのカラージャケットNG
⑤ビジターユニに企業名表記はNG
⑥できれば背ネームはいらない
⑦できれば胸番号も不要


第11回目は現在の「広島東洋カープ

●ホーム用
・1975~1976モデル

#8 山本浩二

ジャケットに関しては1973~1974年モデルも同デザインだったが丸首からVネックに変更。キャップもネイビーから1975年から同じみの赤に変更。初優勝時に着用していたユニフォームなので非常に露出度の高く、よく目にしたので嫌いなプルオーバーでベルトレスではあるがピックアップ。

偶然ではあろうが広島が赤ヘル(及びキャップ)を採用した1975年にBOSも赤ヘル&キャップを採用。アンダーシャツもネイビーだったので、パット見た感じでは広島かBOSか区別がつかないほど似た雰囲気を醸していた(但しキャップのブリムは配色が異なり広島は赤、BOSは紺だった。

左:#14 ジム・ライス/右:#7 カール・ヤストレムスキー


・1977~1988モデル

#26 江夏豊

プルーオーバーにベルトレスパンツ(1988年はベルトレス廃止)と抵抗を感じるスタイルではあるが、オレがNPBを観戦し始めたときに広島が着用し、正に黄金時代のカープのユニフォームというイメージが定着していると、それすら凌駕するほどよく見えてしまった。正に強いというのは正義である(笑)


・1989~1995モデル

#14 津田恒実 

1973年からプルオーバーを採用していた広島がようやく前ボタン式に戻したのがこのモデル。しかし、それより印象的だったのはCINの1976~1992モデルユニフォーム(注1)をそのまま流用したかのようなデザインだったこと。ただ、パクリ故に洗練されたデザインでもあった。興味深いのは本場MLBのCINよりもNPBの広島の方がいち早くベルトレス廃止、ボタン式を復活させ原点回帰したことか。この時代はもしかしたらNPBの方がユニフォームに関してはいち早く原点回帰の兆しが現れていたのかもしれない。

注1:シンシナティ・レッズ1976~1992モデルユニフォーム

#44 エリック・デービス


・1996~2001モデル

#10 金本知憲

前モデルがあまりにもCIN寄りのデザインだったのでカープオリジナルデザインにも戻ったのは好印象だった。また、90年代のラケットライン最ブームのきっかけとなったユニフォームでもあろう。とは言え、元々BOSのデザインを引用していた経緯があるので、どことなくBOSのデザインに似通っている。更にはBOSが2003年からアンダーシャツを赤に変更した(注2)ことにより逆にBOSが何となく広島っぽい配色になったような気がした(笑)

注2:2003年よりアンダーシャツが赤に変更になったBOSのホーム用ユニフォーム

#34 デービット・オルティス


・2009~ モデル

#18 前田健太

2009年2代目広島市民球場(マツダスタジアム)開場に伴いユニフォームをリニューアル。正直花文字の「CARP」に見慣れていたオレには前モデルから採用された筆記体のCarpはあまりいい印象はないのだが、袖とパンツのサイドのみにラインを配し、申し訳ない程度に取り付けられた襟は20世紀末にMLBで沸き起こった新懐古主義に通じるものがあった。良くも悪くも広島という球団は時代に沿った流行を取り入れることに長けていて、ベルトレス、プルオーバー、ラケットラインと近年採用し、2010年代に入る直前で新懐古主義によるネオクラシック風味を取り入れた。アクセントで取り入れられたアウトラインのネイビーもいい雰囲気を醸し出している。

●ビジター用
・1975~1976モデル

#14 外木場義郎

1975年10月15日、後楽園球場にて広島が初優勝を果たしたときに着用していたユニフィオームなので上記ホーム用より露出が多いモデルであろう。筆記体のHiroshimaは元々ドジャースから流用したデザインであったが、この時は完全に広島のオリジナルデザインになったと言っても過言ではないだろう。以後、筆記体のHiroshimaのロゴからネイビーが消え赤一緒になったがライトブルーとの組み合わせがイマイチで…。このネイビーのHiroshimaに赤のアウトラインがライトブルーに描かれている組み合わせがもっとも美しかったように思える。プルオーバーなのが残念だけど。

・1989~1995モデル
#34 川口和久
ホーム用は上述通りCINのパクリのようなデザインだったが、ビジター用もそのホーム用と同一デザイン。同一デザインがあるが故にビジター用はCINと差別化ができたが、市民球団を標榜しているのにビジター用から「Hiroshima」のロゴを胸から外すのは言語道断。ビジター用がグレーに原点回帰し、デザインもよかったが、「Hiroshima」ロゴが廃止されたのが残念なユニフォームだった。


・1996~2001モデル

#10 金本知憲

グレーが引き続き採用され、胸に「HIROSHIMA」の文字が戻ってきた。但し見慣れた筆記体の「Hiroshima」ではなく1972年以来となる大文字の「HIROSHIMA」だったことには多少なりとも違和感を感じた。しかし、調べてみるとこの花文字でデザインされた大文字の「HIROSHIMA」ロゴは1963年から1972年まで使用されたデザインということを考慮すれば、好みではないが伝統の継承ということで気品漂うユニフォームとなった。ホーム用と同様にラケットライン再ブームのきっかけになったユニフォーム。


・2009~ モデル

#33 菊池涼介
広島史上初となるカラージャケット。その点は大いにガッカリしたが、デザインとしては美しい!。これがオルタネイトだったら非の打ち所のないエレガントさと言えよう。


こうやって振り返ってみると広島はお気に入りのユニフォームが多かったなぁ。


次回は福岡ソフトバンク・ホークスの予定。

※他にもユニフォームのこと、球場のこと、ゴチャゴチャ言ってます(笑)

好きなキャップロゴはこちら


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2 Comments

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「赤」も「紺」も大切 (万年寝太郎)
2019-02-11 21:24:18
球団創設以来、弱小チームだった時代が長かった所為でもあるのか、カープというチームは早い時期からメジャーリーグのスタイルをユニフォームに積極的に取り入れ、それが今日まで至っている感があります。
その為、歴代ユニフォームには所謂「ハズレ」が殆どありません。
とは言え、チームカラーが「赤」に定着するまでは試行錯誤の連続だったことも事実で、それがそのまま昭和50年までの初優勝までのチームの歴史とリンクしています。
当代のユニフォームの良い点は、今日のチームカラーである「赤」と従来のチームカラーである「紺」を上手く組み合わせてあることで、「Carp」のロゴが筆記体であることやビジターがツートンであることを差し引いても、一つの「完成形」であり、カープにとって「赤」も「紺」も大切な色であることが改めて認識出来る素晴らしいデザインだと思います。
マツダスタジアムに本拠地を移すと同時に登場して今年で11年目。このまま「歴代最長使用ユニフォーム」になることも確実でしょう。
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Unknown (isesakicity)
2019-02-12 07:50:22
私がNPBを観戦し始めたときはすっかりカープ=赤が定着していましたが、その球史を遡れば紺というカラーが非常に重要なウエイトを占めることは明白で、現在のモデルで紺が復活したことは非常に意味あることだったことを今更ながら実感しています。広島という球団は早い時期から良くも悪くもMLBスタイルを取り入れながらも完全なコピーではなく、上手く自己流にアレンジしていることからも、その優秀さがうかがえます。現行モデルはその完成形ともいえ、おっしゃる通り球史以来、最長モデルになりそうな雰囲気ですね。
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