自己満足的電脳空間

完全自己満足主義。テーマはない。自分の趣味・関心事を偏った嗜好と思考でダラダラと書き綴る自分のための忘備録。

リジェ/Ligier JS39 (1993)

2018-07-01 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
オレがF1を観戦するようになった1980年代後半のリジェはすっかり中団グループに定着。F1には無くてはならない老舗コンストラクターではあったが、地味な存在であり、日本国内ではさほど話題になることもなかった。

しかし1993年、ジェラール・ドゥカルージュがデザインしたJS39は、カスタマー仕様ながらウィリアムズと同スペックのルノーRS5エンジンを供給されたこともあり、開幕戦で3位表彰台を獲得する好スタート。実力あるマーティン・ブランドルとマーク・ブランデルの二人のイギリス人ドライバーの働きもあって4位のフェラーリにあと少しと迫るシーズン5位の好成績を挙げた。

#25 マーティン・ブランドル


#26 マーク・ブランデル



ここ近年では見たことのない大躍進を遂げたリジェではあったが、正直JS39は相変わらず地味で、さほど興味が惹かれるものではなかったが…日本国内でのジタンタバコの販売開始を記念して、日本GPではブマーティン・ブランドルのマシンのみ迷彩模様のようなアートカラーリングで走行した。デザインはイタリアの漫画家ウーゴ・プラット (Hugo Pratt) が手掛けた。(次戦オーストラリアGPでも「アートカラー」で出走)







も~メチャ、カッコイイ!!!

デザイン的には迷彩模様のようでゴチャゴチャしているのだが、高潔な雰囲気漂うカラーリングだった。

JPSロータス(写真は98T)


ジョーダン191


フェラーリ641/2

等同様「アートカラー」リジェJS39は見ているだけでうっとりしてしまうF1カーだった。

昔は遊び心があっていい時代だった。この頃までかな、オレがF1に熱中できたのは。


【追記】当時は1台のみスペシャルカラーリングを施すこともできたが[※1]、1999年以降は(特例は除いて)同一チームのマシンは同じカラーリングで走行することが義務付けられている。そのあおりを受け1999年BARははラッキーストライク(ジャック・ヴィルヌーヴ)とState Express 555(リカルド・ゾンタ)というBATの2つの異なるタバコブランドのカラーリングで出走が許されなかった。

■出走が許されなかったカラーリング


■なので妥協したカラーリング…クソダサいwww



※1 前例として、1977年日本GPにおけるロータス78(JPSカラーとインペリアルカラー)、1986年ポルトガルGPにおけるマクラーレン・MP4/2C(マールボロカラーとマールボロライトカラー)がある。

■インペリアルカラーのロータス78(#6 グンナー・ニルソン)


■黄色い(マールボロライトカラー)マクラーレン(#2 ケケ・ロズベルグ)


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