ようやく 勾留理由開示裁判が 知られるようになり テレビワイドショ
ウがとりあげるようになってきた。
ゴーンが語る事件の全容に誰もが驚くであろうか?
仏週刊紙「ジュルナル・デュ・ディマンシュ(Le Journal du Dimanche、JDD)」によると、
ゴーンの息子であるアンソニーさんは、父親のゴーン容疑者には
①容疑を否認し続けるか、②自白して供述調書に署名し釈放されるか、
二つの選択肢があったとした上で、「7週間を通して、父がとった決断は明らかだ」と語った。
「父は法廷で果敢に反論する準備ができている」と述べ、「彼は非常に冷静だ」と付け加えた。
さらに、「父は(勾留理由開示の場で)初めて、自身にかけられた全ての容疑について説明できる。
彼が語る事件の全容を聞けば、誰もが驚くことになるだろう」と述べた。
「父の反論に誰もが驚く」というが・・・・一回のたった 10分のナマの声では、主張は
充分に伝わらないのでないか。
なんべんも私が言うように、これまで 11月の逮捕以来、大物弁護士が速やかに勾留理由開示を請求し
ていれば、3回 合計30分間の意見陳述をする機会があった。
去年の12月までに、2回の勾留理由開示裁判が行われていれば、マスコミは大々的にとりあげ、
検察への外圧・牽制になっていたであろう。 残念である。