【被差別部落】の 石川さん 逮捕、自白させ 有罪へ!
私は当時、早稲田の学生、狭山は近かった。
この事件ほど、警察の〔でっち上げ〕感を いだいたものはない。
- 1963(昭和38)年5月1日、埼玉県狭山市で女子高校生が行方不明になり、脅迫状がとどけられるという事件がおきた。
- 警察は40人もの警官を張り込ませながら身代金を取りにあらわれた犯人を取り逃がし女子高校生は遺体となって発見され、警察に世論の非難が集中した。
- 捜査にいきづまった警察は、付近の【被差別部落】に「見込み捜査」を集中し、
当時、不良といわれ,
文字もろくに書けなかった、石川一雄さん(当時24歳)を、近所のにわとりをとったなど、別件逮捕。(よくある捜査手法)
- 1カ月にわたり警察の留置場で取り調べて落とし、弁護人もいない警察で、ウソの自白をさせて、犯人にでっちあげた。
一審は死刑判決、二審では無期懲役が確定。
現在 再審のうねり 強し。
この事件のでっち上げのひどさは、三重の「毒ブドーシュ事件」の
比ではない。