“色の話いろいろ”

色には意味があり、使い方次第で印象が良くなります。
「イマイチ」が「素敵」に変わります。

平清盛 源義朝と運命の対決

2012-07-09 | 平清盛・大河ドラマ
大河ドラマ・平清盛 第27回目・運命の対決
毎回、楽しみに観ています。
平清盛VS源義朝。平氏VS源氏。江戸時代に入るまで、ずっと源氏か平氏か、どちらが強いのか?
戦い続ける美学が、武士の精神にはあるのです。
でも、やはり、私は女性! 殺し合いはして欲しくないです。

音良し、映像良し、配役良しで、三拍子揃っているので、私は二度観しちゃってます。

熱田大宮司の娘で、源義朝の妻であり、源頼朝の母である由良御前が、前回(?)亡くなりましたね。
由良姫、お得意の言葉「~、と、父が・・・」ドラマでの最後の言葉でした。
この由良御前の“色”は、熱田神宮の深い杜のイメージの“緑”。
源義朝の愛妾、常磐御前のイメージはというと、さまざまな袿を着ているのは、運命に翻弄される女性を表現しているのだそう。
なるほど~
“色のイメージ”で人物表現とは、ニクいことしますね。

そこで、伝統色名を一つご紹介します。
“常磐色(ときわいろ)” 

神事に使われる、“榊の葉の色”が、“常磐色”にピッタリとくる色です。
「榊」=「木」+「神」
榊は生命力がとても強くて、花器の水が無くなっても、結構長い間、美しい緑の色を保ってくれます。
神棚に生けられている「榊」は、1日と15日の月2回、生けかえられます。
お清めの塩も1日と15日に交換しますね。

“常磐色”は、松、杉などの年間を通して葉の色が変わることのない常緑樹の緑色をあらわします。
“ときわ”=常に変わらない岩をあらわす「とこいわ」からきています。
常磐御前(武井咲さん)も、さすが庶民の出、か弱い女性のイメージではなく、何が起きてもくじけない、強い母の印象がありますね。
美しい色名でしょう
単なる“緑”を、“常磐色”と呼ぶだけで、絶世の美女・常磐ことが思い浮かびますし、常緑樹の緑の美しさを意識できます。

熱田大宮司の社の娘・由良御前の“緑”と、常磐の“緑”、どちらも“神聖な色”。
のちに、平清盛に命を助けられた、異母兄弟の源頼朝と源義経が、平氏を倒したことは運命で決まっていたことなのでしょうか?

それにしても、平清盛の功績は大きいですね。
清盛が、頭脳明晰であったからこそ、武士の地位を高めていくことが出来たのだと、つくづく感じます。

神戸市、平清盛で「歴史館」「ドラマ館」・・・etc 盛り上がってます。
アニメキャラクターが飛び出したような今風の「清盛隊」がカッポしているなんて、
とっても面白そう→神戸・清盛隊



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