昨日、何年ぶりだろうか、心斎橋筋をなんば高島屋から大丸までを歩いた。
外国の街に来ているかのような錯覚を覚える。人の多さはいうまでもないが、日本語が聞こえてこない。
軒を連ねるショップのほとんどがインバウンド用のショップ形態である。どのショップも外国人で潤っているのは見てのとおり。
3、40年前にはいまの状況が想像もつかなかった。当時、心斎橋筋は閑散とし先行き不透明でショップのオーナーは頭を抱えていた。当時のショップがいまも生き残っているのは数少ない。
短いサイクルで千変万化する時代に、とくに大阪きっての繁華街であるなんば、心斎橋周辺はインバウンド需要で異常な状態になっている。国際都市として変貌を遂げようとしている大阪の大動脈の一つであることは言うまでもない。
そんな中で、筆者が久しぶりに歩いて目に留まったいくつかの光景を数回に分けて紹介する。本町からなんばまで続く心斎橋筋が外国人ですし詰め状態になっている光景はよく知られている。
そこに外国人受けする大手のショップが軒を並べる。スポーツ用品店、コスメ専門店、アパレル店、雑貨店、そして飲食店等がとくに注目度が高いようだ。
大手スポーツ用品メーカーのショップやスポーツ専門店が同筋の1キロ内に10社近くが鎬を削っている。また、飲食店では、“551の豚まん” や “リクロ―おじさん” が長蛇の列をなしていた。いまやたこ焼き、お好み焼きに肩を並べる大阪名物の代表格として心斎橋筋の顔になっている。
外国人にしてみれば、観光地として一度は訪れてみたいと思うスポットである。その中でも、とくに戎橋の光景は大パノラマ、360度いろんな景色が楽しめるので大人気。華やかで大阪らしいのが人気の秘密のようだ。ここに立ち止まって大阪旅の思い出に写真を撮りまくっている。
ある意味、大阪の文化財地域である。日本遺産、いや世界遺産へのステップを試みてもおかしくない。分類はわからないが登録への話は夢ではなく現実的にあり得る話かもしれない。意外な妄想へと広がっていく。
戎橋から北方面に向かう心斎橋筋
戎橋から南方面にスマホを上に掲げ、ビルの大画面デジタルサイネージに映し出されるアーティストを撮影
多くの外国人が立ち寄る食道楽の道頓堀
大阪らしい景色「道頓堀川」
文・写真/ 渡邉雄二
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