ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

三重塔が開扉され、大日如来像の姿が現る 【魅力あふれる法楽寺-その4<三重塔>-】

2023-05-31 11:26:44 | 文化想造塾「神社仏閣」

 

 

山門をくぐり正面に塔高約23メートルの三重塔がそびえ建つ。この三重塔は1996年(平成8年)11月26日に三笠宮崇仁親王臨席のもと落慶法要が行われ、「平成の三重宝塔」とも称され法楽寺のシンボルとして親しまれている。

 

先日の「たなべ不動尊大祭」の折には、その三重塔が開扉された。初層に祀られているのが「金剛界大日如来像」。脇侍として左には江戸時代の作と伝わる不動明王立像、右には愛染明王坐像が鎮座されている。また、四天柱には極彩色金剛界36尊曼荼羅仏画が描かれている。

 

開かれた扉に向かい、このたびの大祭の柴燈大護摩供を修験者一同が大日如来像を前に読経。柴燈大護摩供の前に行われた「居合」演舞披露のあと一同が整列し祈りを捧げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

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住宅地の一角にトキメキ感あふれる寺院 【魅力あふれる法楽寺 -その3-】

2023-05-30 15:19:48 | 文化想造塾「神社仏閣」

本堂と三重塔などがある境内

 

 

むかしは子供たちの遊び場、大人の憩いの場として親しまれた寺院、いまでは残念ながら非日常空間化している。時世がかわり、環境や慣習などの変化により昔のような寺院としての存在感は薄れている。“宝のもちぐされ” といわれても過言ではない。

その中には、ヒトやモノの財産、もっと広げるなら教育や宗教、さらに美環境や良き慣習、文化芸術がわんさと詰まっている。爽やかな空気や風までが揃っている。身近にこんなところがそうあるわけではない。

 

先日来より「魅力あふれる法楽寺」と題し紹介している大阪・東住吉区にある「法楽寺」を訪れたときに、いままでに体験したことのない空気を感じた。住宅地のなかにある庶民目線の癒しの場感覚をもつ寺院である。“おもしろい” とついつい口から発せられるほどの、トキメキ感を味わった。こんな庶民の町に、と思えるほど、仏教的な環境はもちろんだが、学びの環境、楽しむ環境、美的環境などが、この一角に凝縮されている。住宅地のなかでそれらを一堂に味わえる伽藍はそう多くはないだろう。僧侶の修行の場でありながら、開かれた寺院を感じさせる独特な雰囲気をかもし出していた。

 

そんな雰囲気を楽しんでもらうために写真でも紹介する。

 

三門をくぐると正面に「金剛界大日如来像」が祀られる三重塔が建つ

 

本尊「不動明王」が祀られている本堂

 

樹齢850年の楠の前にある学びの小屋「くすのき文庫」

 

小さな美術館「リーヴスギャラリー小坂奇石記念館」

 

本堂の裏に広がる日本庭園

 

庭園のなかにある「茶室」

 

水かけ不動尊

 

境内に朱の鳥居がならぶお稲荷さんがある

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

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護摩壇から火が昇る、煙が天上へ 【魅力あふれる法楽寺-その2<柴燈大護摩供>-】

2023-05-29 10:41:22 | 文化想造塾「神社仏閣」

昨日、法楽寺では不動明王の縁日に静寂な道場(境内)で

真言密教の奥義である「柴燈大護摩供(さいとうおおごまく)」が行われた。

 

般若心経や真言などの読経や太鼓、

そして山伏 (行者) の法螺貝の音が境内に響きわたるなか、

護摩壇から上る火や煙が天上の仏にとどけられた。

 

 

 

 

 

 

詳しくは次回の、「魅力あふれる法楽寺シリーズ」の中で紹介させていただく。

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

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シャレた街 「南船場4丁目」の風

2023-05-27 20:44:44 | 雑感

一昨日、所用があり大阪へ。

帰りに何年かぶりに心斎橋まで足を伸ばした。

南船場4丁目から南船場界隈を歩いてみた。

洗練された街並みにオシャレな店がとっても似合う。

御堂筋沿いにはブランド店が連ねる大阪きってのシャレた街である。

その中に、馴染みの難波神社や、

すっかり様相が変わった南御堂にも立ち寄ってみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

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「砂絵マンダラ」、仏神と直接融合する場 【曼陀羅シリーズ-砂絵マンダラ-】

2023-05-26 14:59:17 | 文化想造塾「曼荼羅」

半世紀近く前にインドを訪れたときに「砂絵マンダラ」の作成現場を見た記憶がある。その記憶がいまだに頭の片隅に残っている。それ以来、興味をもちいまだに関心を寄せ仏画曼荼羅アートとして楽しんでいる。

その砂絵マンダラは、数々の色の砂を細い筒状の道具のなかに入れ、その筒を揺らしながら事前に描かれたマンダラ形状の線画上に落とし絵のように描いていくものである。

 

 

マンダラ形状の線画上に落とし絵のように描いていく

 

私の浅識では十分な解説ができないので、分かりやすい解説されている書籍の力を借りた。

(株)イエロー ツー カンパニー発行の「MANDARA」の “チベット仏教におけるマンダラ世界” の項目(図録解説 北村大道氏)を一部引用させていただいた。分かりやすく解説されていたので、ご興味があればご一読ください。

曼陀羅の世界は、祈願のために神を地上に降臨させる古代インドの儀式に端を発している。曼陀羅の発祥地インドでは、地面の四隅に立てた棒にひもを回して結界することで聖なる空間をつくりだし、そのなかに築かれた土壇(どだん)に、砂や米粉などで仏や神を描いた。この聖域のなかで、密教の秘儀を授ける灌頂(かんじょう/頭頂部に水を注ぎ、悟りの境地に進んだことを証明する儀式)の儀式を行ったり、祈願の護摩を焚いたといわれている。

この原始的な形態を継承するチベットの砂絵マンダラは、「地儀軌(ちぎき)」という作法の書に則った作壇法で、描かれるマンダラに諸尊が “善く降りる” よう行われる儀式をはじめ、マンダラが無事完成するように祈願する護摩の儀式、完成したマンダラを壊し、水に投じて龍神に委ねる儀式などによって成り立っている。これらの儀式ひとつひとつが、仏神と直接融合するための手段になり、三昧耶形(さんまやぎょう/仏の持物がそのままその仏を象徴)の抽象世界を砂一粒一粒おとしながらつくりだし、壊し、自然に返す過程は、果てしない宇宙の営みを、身をもって感受するプロセスなのである。

 

砂絵マンダラはチベット密教の儀式であるが、それを仏教美術としてみる向きももちろんある。いろんな角度から仏教の歴史をひも解いていく大きな遺産であるのはまちがいない。

 

 

  写真は、チベット仏教僧が数日間かけ砂絵マンダラをつくっている姿である。(写真は、FB友の楊振惠氏より提供)

 

 

リポート/ 渡邉雄二 

写真/ 「MANDARA」((株) イエロー ツー カンパニー発行)・楊振惠氏

 

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