ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

新茶のまろやかさを楽しむ。

2018-05-31 13:18:18 | 一茶庵「易社」
一昨夜は、大阪 東横堀川水辺再生協議会のe-よこ逍遥イベントに合わせた、一茶庵煎茶の公開稽古があった。

いまは新茶の季節とあって、この春に摘んだお茶を参加された方々と一緒に賞味させてもらった。
まずは烹茶法(ほうちゃほう)。水が入った急須を涼炉にかけて沸かし、湯気が立ちはじめたらお茶を入れる。新茶のまろやかさを味わえる淹れ方で楽しんだ。
続いて、煮茶法(しょちゃほう)で少し渋味を楽しんだ。急須に茶葉をいれ水を注ぐ。涼炉にかけて湯気が立つまで待つ。水から煮る淹れ方なので渋みと新茶の甘味が賞味できる。

新茶は立春から八十八日目に摘む。唱歌の歌詞にあるように"夏も近づく"季節、つまり立夏の2日前である。これは標準茶所「宇治」を示して八十八夜とされている。

参加された皆さん全員がお点前を体験され、宗匠のお茶談義に華が咲いた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都の楽しみ。

2018-05-30 10:22:09 | 雑感
昨日、用事があって七条川端まで出向いた。
道中、七条大橋から鴨川眺め、帰りは私の休憩処 東本願寺さんで一息入れさせてもらった。











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

闇からの脱出。

2018-05-27 10:29:30 | 教育現場
【教育現場】シリーズ4-4

そして数ヶ月経ったある日、彼女と数人の生徒の間で口論があった。彼女の行動に違和感を持つ生徒たちが彼女の話をしていたのが、彼女の耳に聞こえたらしい。それが起爆剤になり怒りが爆発した。椅子や机を蹴り、生徒に少しケガをさせてしまった。彼女から想像できない乱暴な言葉が口を突いて出た。
閉ざされた心に針を刺された気持ちだったのだろう。周りを全く気にしてないように見えていたが、実は人一倍周りに敏感になっていた。

そんな出来事が起きてからは、さらに彼女の心は閉ざされ聞く耳を持たない。大人の女性といっても一高校生。家庭を訪ね父兄に事情説明させてもらったが、父兄の方も娘と話せないという。長い長い間、彼女と会話ができない状態になっている現状を聞くと、われわれの心も詰まる。

彼女の今後のことを考えると辛く重いものがあったが、苦渋の決断をせざるを得なかった。退学という処分だった。その旨を父兄に告げ書面で伝えた。

そういうケースがどこにもあり得る。家庭でも学校でも。専門家曰く、彼女ははっきりとした発達障害者だ、という。大人になって人には性格上、発達障害の症状に似たところは見受けられるが、いつまでも引きずると社会生活が極めて難しくなる。
ここまで引きずってしまった要因は何だろう?と考えてしまう。先天的な脳機能の脆弱もあろうが、小さい時からの家庭環境、親の愛情や躾なども大きな要因といわれているが、私には答えはない。ただ、これからの彼女の人生の中で何か良い変化が生じることを願っている。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心の成長が伴わなかったら。[発達障害]

2018-05-25 15:55:17 | 文化想像塾[教育]
【教育現場】シリーズ4-3

子供たちは自分が障害をもっているとは思っていない。保護者の方々も我が子が病気だと認識している人は少ないような気がする。特別な症状や発作が出ないかぎりわかりにくいのが現状のようだ。
親が、早く起きないと学校に遅れるよ、と声がけしても起きない。学校へ行くのが怖い。人に会うのがいや。そんな子供たちの心叫びが親にも届かない。
子供の日々の精神状態が見過ごされ大人になっていく。大人になって心を開ける友だちができ、そして社会環境に順応していけば徐々に心も体の成長についていく。
しかしながら、心の成長が伴わなかった場合、大人になっても家族との会話はなく引きこもってしまうケースも多々ある。

昨年、ある33歳の女性が高等課程に入学したいと相談にきた。その女性は、中学卒業し公立高校に進学したが1学期で退学。その後は家に引きこもり11年間を過ごした。30代になってようやく働く気持ちになったという。そのためには高校卒業資格が必要と一念発起し、学校の門をくぐった。
が、難関が待ち受けていた。それは、生徒間の年齢差に息疎通のコミュニケーションはなかなか生まれこない。われわれの思いとは裏腹に人と話す気持ちがおこらない。自分の存在を表したくない。そんな行動が多々見受けられようになってきた。お姉さんだから他の生徒に歩み寄ってくれると期待をしたが崩れ去った。

授業開始チャイムが鳴って1、2分後に音を立てずこっそり入室し着席する。異常としか思えない彼女の行動に周りの生徒も無視はしつつも違和感を感じ始めていた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

発達障害とは?

2018-05-24 21:28:53 | 教育現場
【教育現場】シリーズ4-2

いま不登校気味の子供たちの中で、起立性調節障害や発達障害を持つ子供が多い。われわれ世代に馴染みのない発達障害とはどんな障害なのかを調べてみると、広い意味で起立性調節障害同様、幼児期から思春期までに発症する脳機能障害の一種といわれている。

他の人とのコミュニケーションや日常生活、社会生活に困難が生じる場合がある。
発達障害の症状には、自閉症、アスペルガー症候群などの広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害など様々。同じ子供でも、複数のタイプの発達障害がある場合も多くあるという。同じ発達障害を持つ人同士でも症状に違いがあることが、発達障害の特徴である。

発達障害の症状である自閉症は、言語発達の遅れやコミュニケーション障害、対人関係・社会性の障害などの症状がみられる。
一人遊びが多くて、集団行動が苦手などの特徴を示す。言語発達や認知機能に障害のない自閉症は、アスペルガー症候群と呼ばれている。
4-3に続く

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする