ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

大相撲春場所では二子山部屋が西宮 越木岩神社を宿舎に

2024-03-11 11:38:10 | 伝統文化

昨日、大相撲春場所(大阪場所)が始まった。初日、横綱照ノ富士、二大関が敗れる大波乱のスタートだった。毎日欠かさず大相撲は視聴している。オヤジの仲間入りをして早数年が経つ。

 

TVがまだ各家庭に普及していないころから、わざわざ近所のTVがある家でプロレスと相撲は見せてもらっていた記憶がある。子ども時代から半世紀以上は見る機会がなかったが(ちなみに相撲ダイジェストは必ず視聴)、いまは楽しみのひとつになっている。

 

 

 

 

先日、西宮北口にあるショッピングモールに行ったとき、イベント広場に二子山部屋ののぼりが掲げられていたので興味をそそられ覗いた。歴代横綱の写真展だった。西宮にある越木岩神社が、昨年の春場所から二子山部屋の宿舎になっている。それで西宮も大相撲との縁がつながった。このような催しが開かれたのも、そのお陰だろう。

 

歴代の横綱パネル写真を見ていて、横綱の顔ぶれが第47代横綱の柏戸関から始まり48代の大鵬関と掲げられていた。が、その前の栃錦関、初代若乃花関のパネルがない。私の場合は、若乃花が憧れの大横綱だったのに、と思っているのでパネルがないのは残念ではあったが、柏戸、大鵬の両横綱の凛々しい姿(白黒)を見ることができたのでよし、と。

手に日本刀を握りしめている歴代横綱の姿を懐かしむように見せてもらった。

 

越木岩神社を宿舎にしている二子山部屋の番付最上位の狼雅(ろうが)関は西前頭14枚目。初日は白星発進だ。稽古風景を見に行こうと思っていたが、まだ行けてない。気になる関取になっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

#相撲 #大相撲 #春場所 #大阪場所 #歴代横綱パネル展 #凛々しい姿 #二子山部屋 #越木岩神社

 

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阪急うめだ本店の七つの窓に令和六年の「迎春花」が表現される

2024-01-04 13:43:42 | 伝統文化

 

 

昨年末に阪急32番街のアーケードは多くの人で賑わいをみせていた。

すでに阪急うめだ本店のウィンドーは2024年の門出を祝し、京都嵯峨御流による正月ディスプレーで整えられていた。

 

七つのウィンドーには、それぞれのテーマに沿った御流の本隋である「天・人・地」をもとに「迎春花の想い」が形にされていた。日本の伝統文化の “めでたさ” をいけばなで表現したと書かれていた。

令和六年甲辰年が健やかな年になりますようにという想いを込めて挿花したと綴られていた。

 

 

 

初日の出に本年の幸せと順風漫歩を願う「来光」

歳徳の神を迎える松に梅を添えて鷁首龍尾船(げきしゅりゅうびせん)にいけている。水を渡る「龍」、風波に耐えてよく飛ぶ「鷁」の飾りを付けた船花器を合わせて表現

 

 

 

水は命の原点。水の源流である深山の風景「蓬莱」

水の源流を生み出す「深山の景」を表現。水=命は連続してつがっているという大切なことをいけばなで表現

 

 

 

甲辰歳 龍の勢いにあやかりたい「瑞祥」

運気上昇、富と幸福をもたらすといわれる龍の姿を、南方竹の根を金色に染めて表現

 

 

 

直ぐなる杉のすくすく生える異形の美を再発見する「須久須久(すくすく)」

杉は「スクスクと生える木」からつけられた名前。細く優美な容姿から庭園観賞用の台杉に、苔庭には「一両から万両」までの植物を配している

 

 

 

赤に繫栄と避邪(ひじや)の願いを託した「猩々(しょうじょう)」

能の猩々で用いられる赤い頭と酒に酔った猿のような赤づくめの衣装を、猩々緋の色に染めたヤシの花序、猩々木(ポインセチア)などの花材で表現

 

 

 

陰陽和合の調和美。しつらえの遊び心「日月(じつげつ)」

向かって右に花衣桁を「陽=日」、向かって左を「陰=月」と見て、陽側には勢いよく伸びる紅梅を、陰側にはくつろいだ飾り方で満月花器からしだれる白梅を生け陰陽和合による調和を表した

 

 

 

令和六年 御歌会始の御題「和」にちなんだ「わ」

置器の亀花器にいけているのは、嵯峨御流 生花の「内用」という花姿。天人地三才の枝の働きの変化に魅力があり、その姿があたかも「わ」の字の形をしている。

結び柳の丸く結んだ部分は「生命力の象徴」や「一陽来復」の太陽を表している。

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

花解説/ ウィンドーに飾られた解説文を転用

 

#阪急うめだ本店 #恒例の正月ディスプレー #嵯峨御流 #7つの窓 #テーマに基づいて飾る #迎春花の想い #命の尊さ

 

#尾道 #尾道観光 #尾道千光寺 #尾道観光大使 #仏画曼荼羅アート #佛日寺 #福泉寺 #法楽寺 #渡邉雄二 #ライブインテリジェンスアカデミー

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親子で楽しむ「乙女文楽と獅子舞」 【吉田光華新春公演―乙女文楽―】

2023-12-14 14:59:00 | 伝統文化

もういくつ寝るとお正月 お正月には凧あげて独楽を回して遊びましょ・・・という歌を口ずさみ年末を過ごしていた昭和の記憶がよみがえる。子ども心にウキウキしたものである。歌詞どおりに元旦には凧をあげ独楽を回し、女子は羽根つきを楽しんだのをよく覚えている。そして神社へ初詣に行けば、獅子舞が賑やかに踊り子供たちの頭に噛みつき一年の無事を祈っていたものだ。至る所で見られた、昭和のお祭りの風物詩だった。

 

いまでは、その「獅子舞」を見る機会がほとんどなくなった。獅子の頭をかぶり唐草模様の胴幕を付けて舞い踊る姿は子供にとっては怖い存在だったが、祭りを盛り上げるには欠かせない出し物の一つであった。

 

 

 

関西を中心に活躍されている乙女文楽の伝道師・吉田光華氏が、来年早々の6日に「親子で楽しむ乙女文楽と獅子舞」と題し新春公演を行う。正月の風物詩である、あの獅子舞が登場するのである。

吉田氏は、乙女文楽はもちろんだが、古くから伝承されている日本の伝統芸能などの文化をいま時代に継いでいく活動にも力を入れておられる。先日では「和菓子」とのコラボも注目を集めたのもまだ記憶に新しい。これからは各種さまざまなジャンルの文化をつくり上げ継承されているモノや人、そして匠の技術などとのコラボレーション公演を企画されているようだ。

 

今回は、民族芸能や暮らしの中で伝わる昔ながらの遊びや踊りを題材に公演されている内山大造氏と悟クン親子の「獅子舞」との共演である。悟クンは現在小学校一年生、幼少のころから民舞の稽古を始め、父親の大吾さんと「こきりこ踊り」を披露する予定とか。見ものである。

 

子どもさんやお孫さんと一緒に楽しめる公演になるはず。令和六年のお正月に参加者の一年の祈願をこめ乙女文楽の人形と獅子が舞う。

 

 

 

 

リポート/ 渡邉雄二

 

#乙女文楽 #新春公演 #獅子舞 #親子で楽しむ #吉田光華 #吉田光寄 #内山大造 #内山悟 #SPACE9

 

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乙女文楽と上生菓子のコラボイベント大盛況

2023-11-19 16:24:41 | 伝統文化

過日、大阪・東住吉区にある法楽寺で「をかしうつくし雅な遊び」と題した乙女文楽と和菓子のワークショップをコラボさせたイベントがあった。それに参加させてもらった。

 

まず、上生菓子作りからスタートした。指導されたのが、和菓子作家の福田恵さん。福田さんの指導のもと、義経千本桜の「初音の鼓」をモチーフにした上生菓子に初チャレンジ。思うようにはいかないものの楽しい時間だった。

 

そして歌舞伎演目の定番である「義経千本桜 初音の鼓」を、人形遣いの吉田光華さんとお弟子さんによって乙女文楽偏で上演された。上生菓子と結びつく演目「初音の鼓」である。源義経が静御前に贈ったと伝えられる伝説上の鼓を、乙女文楽と和菓子で堪能させてもらった。

 

そのあと吉田光華さんが、人形の解説や遣い方、そして乙女文楽の誕生について、さらに、吉田さんが乙女文楽を始めるきっかけなどの秘話を披ろう。

 

和菓子と乙女文楽は畑がまったく違うが、日本の伝統の技が伝え継がれた日本の貴重な財産である。身近にそれらを享受できる機会がもっとあれば、と願ってやまない。

 

 

 

 

福田恵さんの指導のもと上生菓子をつくる

 

 

 

 

 

吉田光華さんと吉田光寄さんの乙女文楽

 

 

 

吉田光華さんの解説

 

 

 

リポート&写真/  渡邉雄二

 

#乙女文楽 #吉田光華 #人形遣い #和菓子 #福田恵 #和菓子作家 #義経千本桜 #初音の鼓 #貴重な財産

 

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三頭身・白い肌・高貴な表情が「御所人形」の特徴 【有識御人形司 伊東久重の世界Ⅰ】

2023-10-20 16:15:41 | 伝統文化

 

 

10月11日から15日まで京都・虎屋ギャラリーで開催された有識御人形司 十二世伊東久重展に行ってきた。伊東久重さんのフェイスブック(FB)で御所人形に魅せられ、実物を是非とも鑑賞したいと思い出かけた。

 

御所人形の素材はいろいろあるようだが、伊東家は「木彫り」。30年以上も自然乾燥した桐が用いられている。桐の木地に胡粉を50回ほども塗り重ね、磨くことによって出る独特の肌の風合いが美しさを醸し出している。

見ての通り、透き通るような白い肌で品格の高さがうかがえる。そして最大の特徴は三頭身ということのようだ。三頭身だから人形の動きや表情が可愛らしい。あどけない稚児のふくよかな姿、時に愛らしく、時に凛とした表情を見せる気品ある姿が十二世伊東久重さんの匠の傑作である。

 

観賞用の人形として、宮中の慶事や出産、そして結婚など様々な祝い事の際に飾られてきた人形である。宮廷や公家、門跡寺院の人々に愛されたところから明治時代になって「御所人形」という名称で呼ばれるようになった。

昔から伝承されている匠の技のなかでも、「丁寧に」そして「時間を惜しむことなく」はどの時代でも先代から受け継がれている。しかしながら、新しい時代に向けて形状や表情は変化し、いつの世にも愛される「御所人形」として存在し続けていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

ラグビーボールを片手に

 

 

バットを左手に

 

 

リポート&写真/  渡邉雄二

 

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