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ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

元東大寺管長 清水公照師の融通無碍な不動明王

2025-08-26 20:25:45 | 趣味

先日、大阪北浜にある大阪美術倶楽部で古美術展が開催されたので覗いた。

茶道や煎茶の道具に掛軸など興味深い品が一堂に展示されていた。興味をひいた掛軸が幾つかあった。奈良東大寺の元管長の清水公照師の書画である。その中で、この逸品(写真)の前で足が止まった。

 

慈救の不動明王図である。画面いっぱいに立つ姿と鮮やかな色彩に度肝を抜かれた。

清水公照師といえば、自由闊達な「書画」や「陶芸」などが有名。「泥仏」と名付けられた焼き物など味わい深い作品がある。

 

日常を大事にし、あるがままを受け入れる融通無碍な人生観が公照師の持ち味である。その人生観を表現されていたのが、この不動明王像図である。

 

 

 

奈良東大寺の元管長の清水公照師が描いた不動明王像

 

文/ 渡邉雄二

 

#不動明王

#清水公照

#元東大寺管長

#軽妙洒脱

#融通無碍

#大阪美術倶楽部

#渡邉雄二

#仏画曼荼羅アート

 

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妙なカタチがさらに妙になる

2025-07-22 20:23:05 | 趣味

妙なカタチだな。

花が散り花托は肥大し丸出しになる。

花托の穴の中に実(種子)残り

妙なカタチが形成される。

 

花托が乾燥し色が変化していく。

緑から黄色へ、そして土色に。

そして種子も受粉した雌しべが

成熟し硬い果皮に包まれ、

穴から飛び出すようにカタチも変化する。

もともと妙なカタチがさらに妙になっていく。

 

種子は硬い果皮に包まれているから

長持ちする。

皮を剥がして漢方薬として

使われることもあるようだ。

 

生命あるものは枯れてなくなっていく。

そして、また新しい生命を授かる。

生命の循環を意識した

生活を送って生きたいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

文・写真/ 渡邉雄二

 

#佛日寺

#蓮華

#蓮の実

#ハスの花托

#おかしなカタチ

#生命の循環

#生命の循環を意識

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泉北空手道選手権大会で観た「空手道」の力 子どもたちのエネルギーで熱気ムンムン

2025-06-26 11:07:47 | 趣味

先日の日曜日に堺市の大浜体育館で行われた「第41回泉北空手道選手権大会」にお誘いを受け見に行ってきた。幼児の部、小学生の部(各学年ごと)、中学生、高校生、一般の部までの選手たちが「組手競技」と「形競技」で日ごろの鍛錬の成果を競った。

 

会場を訪れて驚いたことがいくつかある。選手の多さと同様に観客者の多さにびっくり。観覧席はほぼ満席状態であった。そして選手の中では小学生が多いのに驚いた。それに合わせ幼児(幼稚園生)が加わり気合の叫びが会場に響いていた。日本の武道スポーツの一つとして空手の人気の高さを改めて感じた。

 

さらに、何よりもびっくりしたのが女子の多さである。特に小学生の部では半数近くが女子選手。空手は男子のスポーツという筆者世代は思い込んでいる。東京五輪では男子形競技で喜友名 諒(きゆなりょう)さん金メダル、そして女子形競技で清水希容(しみずきよう)さんが銀メダルを獲得し、一挙に空手ファンのテンションが上がった。

 

それを見た子供たちも “めちゃカッコイイ!!” という憧れが空手をしてみたいという意識につながったのではないだろうか。空手経験者の親からしてみれば、「心技体」向上に貢献する空手をさせたくなるのも門外漢の筆者でも試合や練習を観ていてもわかる。 “礼にはじまり礼におわる” 精神は何事にもつながるものであるのは言うまでもないが、勝ち負けがつく勝負だからこそ相手を敬う精神が何よりも大切である。これぞ、 “日本人の真骨頂” である。

 

 

 

 

高校生女子の形競技

 

 

小学生男子の組手競技

 

 

一般男子の形競技

 

 

試合前のウォーミングアップ

 

 

前回の大会では、試合途中で泣きだし棄権した。この大会はどうするか、と尋ねると"出たい"と本人が言ってきた、と道場の先生。先生が、付きっきりで練習相手になっている。いま幼稚園の年長さんで空手を始めちょうど1年になるという。

 

 


文・写真/ 渡邉雄二
大会/ 泉北空手道選手権大会

#北空手道選手権大会

#堺市大浜体育館

#子供たちのエネルギー

#礼に始まり礼に終わる

#相手への敬意

#勝ち負けがつくからこそ敬意を払う

#日本人の真骨頂

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花は、絵になり詩に詠まれ 人の機微にも触れる

2025-05-02 10:52:56 | 趣味

昨日、地元の図書館の正面玄関前に

小さくて可愛らしい色鮮やかな花々が咲き広がっていた。

 

春から初夏にかけ多くの種類の花を至るところで見かける。

花を見かければ写真を撮って楽しんでいる。

筆者の趣味のひとつである。

 

それにしも多種多様な花がある。

驚かされる。

葉の形もそうであるが、

花弁の形や色、どの花も生々しく美しい。

 

なによりも身近な自然の生物の中で

絵になって詩に詠まれ、人の機微に触れてくる。

だから、心のエネルギーになるのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文・写真/ 渡邉雄二

 

#花  #可愛らしい

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#多種多様な花

#生々しく美しい

#人の機微に触れる

#心のエネルギー

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「のだふじ」は大阪・野田が発祥の地 植物学者牧野富太郎氏が命名

2025-04-25 15:37:48 | 趣味

昨日、用事があって大阪の福島区まで出かけた。目的地の最寄り駅は阪神電車の「阪神野田駅」。降りてびっくり、駅前のランドスペースでは多くの人が藤を撮影していた。多くの人で賑わう駅前に藤棚が整備され育てられているのは見たことがない。

 

藤棚の下に「のだふじ巡り2025」というタイトルが書かれたパンフレットがあり、それを見ると福島区で30か所ほどの「のだふじ名所」が記載されていた。区の花が「のだふじ」ということだった。つまりこの「のだふじ」は福島区の玉川地域が発祥の地とされている。ちなみにこの「のだふじ」と命名したのが植物学者の牧野富太郎さんのようだ。その記念碑もあった。

 

安土桃山時代には豊臣秀吉も見物に訪れたという。そして江戸時代には「吉野の桜・野田の藤・高雄の紅葉」と並び称され多く人が、ここ野田まで足を運んだと言われている。現在、その「のだふじ」は、福島区の春日神社がその聖地とされ、この時期とくに多くの人が参拝し藤棚を巡っている。

 

筆者も午前中に用事が終わり春日神社を訪ねた。行く途中でパンフレットを手に「のだふじ巡り」をするご婦人たちが目立った。皆さん、春日神社を目指していたのでその後をついて行った。

 

鳥居の周辺には多くの人たちがいたが、まずは参拝と思い本殿を関係者に尋ねた。

本殿はどちらですか。

ここです。

え、ここ? ついつい声が出てしまった。

 

写真のとおり、小さな鳥居をくぐり一人が通れるくらいの通路の奥に、これまた小さなお社があった。お賽銭をいれ本坪鈴を鳴らし、手を合わせた。のだふじの聖地とされる春日神社の、想像と違う光景に少々驚きはしたものの、人の手によって煌びやかに作られたものではなく歴史の一コマとして遺されている。住宅地に溶け込んだこの光景に、なぜかホッとした気分に。

 

藤にはいくつか種類があるようだが、その中でも「ノダフジ」と「ヤマフジ」が主な種類のようである。その見分け方は、ノダフジはつるが右巻き、一方、ヤマフジが左巻きということらしい。よくわからないが、生き物だからそれぞれ個性や特徴があって当たり前なのだろう、と納得した。

 

春日神社を後に、歩いて数分のところに下福島公園まで足を延ばした。ここののだふじもコース巡りに一つに入っている。満開のピーク時は超えいるがまだまだ薄紫は圧巻だった。

 

 

 

 

 

 

のだふじの発祥の地の石碑

 

 

 

 

 

のだふじの特徴である右巻きつる

 

 

大阪市福島区の「春日神社」

 

 

のだふじ巡りの一つ「下福島公園」ののだふじ

 

 

文・写真/ 渡邉雄二

 

#藤 #藤棚 #藤の聖地 #藤の発祥の地 #大阪市福島区 #のだふじ巡り #春日神社 #牧野富太郎 #のだふじの命名者

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