ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

リンゴが赤身をおびてきた~

2022-07-29 10:38:27 | 雑感

地元の図書館をちょこちょこ利用させていただく。

その図書館へは自転車でいく。

その道中は歩道と自転車道が色分けされ非常に走りやすい遊歩道になっている。

その遊歩道沿いの一角にある木々に一カ月前ほどから青い実がついていた。

もしかして、リンゴ ? と思わしき小さい実が気になっていた。

昨日に通りかかった時に、いくつかの実が、すこし赤身をおび、間違いなくリンゴだ、と。

スマホで撮りながら、なんでここにリンゴの木が植えられているのだろう。

一般道路沿いに果樹が? と想像したが、これ、という理由が思い浮かばなかった。

 

その写真が以下のとおりである。

 

 

尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onoichi/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京の涼やかなおもてなし 袋中菴の「幻の花写真集-夏シリーズ」

2022-07-28 13:27:15 | 袋中菴 幻の花

 

31日、京都八坂神社で、鳥居に大茅輪を設け、参拝者はこれをくぐって厄気を祓い、また「蘇民将来来之子孫也」の護符を授かる「疫神社夏越祭」の行事をもって今年の祇園祭は幕を下ろす。3年ぶりに復活した山鉾巡行で夏の京の街は盛り上がった。

京のまつりにかぎらず、これからは盂蘭盆会(うらぼんえ)が各地で行われる。

京都・袋中菴の「幻の花写真集より」で紹介した挿花は今回で最後になる。何回かに分けて、秋の花からスタートし、今回の夏の花々で締めくくる。その最後に登場するのが、盛夏を彩る涼しげな花々と、その設え。楽しんでいただければ幸である。

 

まず、最初の一瓶は「囃し花」。すだれの前に飾られた祇園祭の山鉾の横に、レースガラスコンポートに虎の尾、葉蘭、そしてブルーファンタジーが暑気祓いを兼ね祭りの原点である神仏への供養に、と飾られた。

 

「円相の花」。夕方、円窓に吊ってある花が揺れている。外は涼やかな山からの風が吹いているのだろう。円窓に照らされ蔓桔梗(つるききょう)が仏像に見えてくる。

 

夏の盛りに、森羅万象のすべてに宛てた、夏に生かされている自身を流し帯に見立てた文のようにも見える。「心尽くし花」。

 

夏の涼感を味わうのは花そのモノを生けるだけでなく、花器やちょっとしたモノを使い、より涼しげに見せるのもステキ。「露の花」と称し、ガラス皿にのせた花の上にガーゼ、それに冷たい水をかけてみると妙な涼しさが楽しめる。

 

「来駕の花」として、庭先の日陰に置いた桶に入れた花が来訪した人を迎える。迎える人の心涼やかなおもてなしいである。五月梅と楓に、桶が見事に組み合わさり涼感をそそる。

 

「祇園まつり」。祇園祭に欠かせぬ神や御霊に捧げる花、檜扇(ひおうぎ)。中蕪立華瓶と檜扇、撫子の組み合わせが絶妙な形状をなし涼やかさをかもし出している。

 

平成九年に世界文化社から発刊された、袋中菴 山階御流 六世家元である賀幡圓定師が「袋中菴 幻の花」の写真集のために、京の四季折々の季節や行事にあわせ生けられた。花々をとおし命あるモノすべてに向け深き祈りを捧げられた。すべての写真は紹介できなかったが、一部を切り取り披ろうさせていただいた。

猛暑が続く折、また新型コロナウィルス感染拡大のさなか、私の師である圓定師の力を借りて乗り越えたいと思いで綴ってみた。お時間があればご一読いただければ嬉しいかぎりである。

渡邉雄二 拝

 

リポート&写真/ 渡邉雄二 写真/ 袋中菴 幻の花の写真集を複写転載 文/ 圓定師の写真集解説文を参照

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北山墨華亭の回廊の展示に王義之の「平安何如奉橘三帖」

2022-07-26 14:19:26 | 地域発展

北山墨華亭(墨華亭画像より)

 

兵庫県西宮市は1987年中国紹興市と友好都市提携を結んでいる。紹興市は、ご存じ日本でも “紹興酒” として良く知られている酒(黄酒)の名産地。一方、銘酒処・西宮は灘五郷の一つとして知られることから両市の共通する産業を有することで友好提携が結ばれた。


その紹興市は、書道で著名な王義之のゆうかりの庭園「蘭亭」がある。王義之が「蘭亭集序」を書いたところとしても有名な場所。その蘭亭内にある「墨華亭」をイメージし、西宮市が提携を記念し北山緑化植物園内に「北山墨華亭」そして「小蘭亭」及び「曲水庭園」を建造した。

北山墨華亭は、書道展などの文化的事業などの施設として使用している。また、墨華亭の前には、王義之が筆を洗ったと伝えられている「墨池」を模して造られた蓮池がある。コロナ前の年までは、毎年5月には西宮蘭亭会により「曲水の宴」が開かれていた。

王羲之は「書聖」「二王」と呼ばれ、楷書・行書・草書の各書体を完成させて芸術としての書の地位を確立した人として日本でも知られている。北山墨華亭の回廊のウィンド内には、王義之が書いたとされる「平安何如奉橘三帖」の手紙のレプリカが展示されている。書道については門外漢なので詳しくはわからないが、資料によると行書兼草書の「平安帖」と行書の「何如帖」「奉橘帖」の3通の手紙のようである。

 

北山緑化植物園の片隅にある蓮池と北山墨華亭が自然の中にマッチしている。若いカップルが回廊から蓮を眺めながら楽しそうに話していた。その光景も蓮と同じように美しく見えた。

 

王義之が書いたとされる「平安何如奉橘三帖」の手紙(レプリカ)

 

北山緑化植物園 小蘭亭前の曲水での「第27回 西宮蘭亭 曲水の宴」

 

リポート&写真/ 渡邉雄二・ツーリズム西宮楽らく探検隊ブログより 資料/ 西宮市北山植物園HPを参照

 

尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千光寺の、数々の巨岩や石仏像に惹かれ

2022-07-25 14:48:53 | 尾道・文化紀行

 

尾道の千光寺は大宝山の中腹にある、弘法大師の開基の寺院で山岳信仰の篤い寺院。本堂は、標高140mの大宝山の山肌に本堂が建ち珍しい舞台づくり。その本堂に収められている本尊は秘仏の千手観世音菩薩である。

 

本堂へ進む参道には山肌に多くの巨岩が露出している。昔から岩や石を祈りの対象に多くの参拝者が列を連ねたという。また、多くの参拝者を楽しませたのが千光寺からの尾道水道や瀬戸内海の島々の眺望。その美しさは誰もが認めるところである。

そのためか、尾道の風光を愛でた文人墨客の入山も多い。参道には作品が刻まれた天然の岩が目に留まる。また、本堂周辺には多くの石仏像が安置されている。信仰の篤さがうかがえる。

 

眼に留まった巨岩や石仏像を写真で紹介する。この千光寺は目を楽しませてくれるいろんな景色に出会えるところである。

 

干支のご本尊や石仏像が山肌に並ぶ

巨大な梵字岩

岩ののまに 古きほとけのすみたまふ 千光寺山かすみたりけり

音に名高い千光寺の鐘は一里聞こえて二里ひびく

千光寺の鐘楼

山肌に突き出す数々の巨岩

 

リポート&写真/ 渡邉雄二 Reported & Photos by Yuji Watanabe

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花の声を聞くのも、また楽しからずや 

2022-07-22 16:02:00 | 雑感

 

先日の雨の日に大阪府池田市の佛日寺におじゃました折に、境内に蓮や睡蓮、タイタンビカス、そしてソテツの花が咲いていた。

雨だったのでタイタンビカスは残念ながら、咲いた花が垂れ下がり萎んでいた。この姿も美しいが、切ない。それを見て、和尚が晴れの日に撮ったタイタンビカスの写真を送ってくれた。雨の日とは違い生き生きとしている。

そして、蘇鉄に珍しく大きな花が咲いていた。実のように見えるが、これが花。10年に一回程度しか咲かない花で、開花は希少のようである。それを見ることができたのはラッキー。

 

         

         

                   タイタンビカスのピンクと赤

蘇鉄の花

 

花は土から生まれ、土に帰りまた花を咲かせる。人は亡くなれば土に帰る。人の命が大事なように、花の命もまた尊い。花をじっと見ていると、楽しい。花もまた私を見ている。時として花と視線があうことだってある。そんな時に、話しかけてみる。声を出すときもあれば、心で囁くときもある。そして花の声を聞く。

 

リポート&写真/ 渡邉雄二・佛日寺和尚

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする