組み込まれたエンジニア

我輩は石である。名前はまだ無い。

備忘録:車速パルスのJIS規格

2007-08-17 10:33:54 | Weblog
自動車や自動二輪車のメータケーブルはドライブシャフトの回転を拾うのだけれど、この回転数はJISで規格化されている(JIS D5601)。この値は、60km/h走行時に、自動車で637RPM、自動二輪車で1400RPMとなる。

メーターケーブルが回転体を回し、その上にある磁石がリードスイッチを駆動して車速パルスを出すので、磁石の個数が車速パルスのパルス数を決める。パルス数は4~25と幅が広いので、自分の車種が何パルスかは調べないと分からない。

ところで、私のバイクは50ccのモデルにオーバーサイズピストンを組み込んだ改造申請をして、第2種原動機付自転車として登録している。

第2種なので、原付のスピードリミッタは必要なく、リミッタの解除を行った。
サービスマニュアルを見ると、車速パルスをCDIのマイコンが読み取ってリミッタを起動させている。車速が0の時には空ぶかし防止のレブリミットをかけているので、単に車速パルス信号を切っただけでは解除できない。

そこで、タイマIC LMC555とフォトカプラで、車速パルスの上限を押さえる回路を作成、狙い通りリミッタが解除できた。

車速パルスの取り出しと、電源の供給方法にめどがついたので、GPSなどと組み合わせて色々実験をするプラットホームとしても面白いかも?

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