
昨晩は、いつもの「アール・クルー」をニ枚聴いて、気持ち良く就寝。20キロほどしかライドしていないが、あんなペースで走っても、どこかの筋肉が使われているようで、心地よいサウンドに、グッスリ眠れた土曜日の夜。「強制起動」ではない、爽やかな朝は、実に気持ちいいな。さて、画のカートリッジだが、2点ともに「スタントン」の製品で、500シリーズという「MM型」の廉価版である。そのサウンド・キャラは、カンチレバーの太さと同様に、共に野太いサウンドで聴かせるタイプだ。でも、大きな違いは、その「リード線」での「味付け」。一つは、WE(ウエスタン・エレクトリック)製の26AG線、片や高品質なシルバーより線なのである。前者は、大きな解像力アップをしながらも、そのサウンドは、スムースな艶を感じる。後者は、艶ではなくて、硬質なカッチリ感が前面に出るタイプ。近いキャラを持った、安価なカートリッジも、料理方法を変えて、楽しめるというある種の「贅沢」なのである。これで、聴いてみると、同じアルバムでも、違ったサウンドが出てくるのだから、「アナログ」の楽しさは深い。高価なカートリッジを、セオリー通りに取り付けすれば、それは当然に「いいサウンド」は期待できるだろう。しかし、それは当たり前で、つまらないじゃあないか。アナログを一時止めしまう以前、「MC型」カートリッジも持ってはいたが、やはり自分には、適度に線の太い「MM型」の方が好みなのである。アンプで言えば、大まかではあるが、「マランツ」ではなくて、「デノン」を選ぶみたいな感じかな?
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