JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

第26回 きたくなるまち区民寄席

2014-04-13 | 落語
2014年4月12日
第26回 きたくなるまち区民寄席
北とぴあさくらホール


開口一番 三遊亭遊かり 「動物園」
笑福亭羽光 「AKB親子」
柳家三三 「藪入り」

中入り

春風亭一之輔 「粗忽の釘」
東京ボーイズ ボーイズ漫才
柳家喬太郎 「井戸の茶碗」

地元フリーペーパーに宣伝が載っていたきたくなるまち区民寄席のメンバーが良いので中二になった息子を付き合わせて行ってみる。
北とぴあさくらホール2階席、激しい勾配でうんと下を見下ろす格好。演者が遠く、弱った視力では表情がまったく解らん。
三三師なんて照明の関係で白面ののっぺらぼうにしか見えんではないの。ま、いいか。
一之輔が言ってた「広いですね。2階席見えないでしょ?俺だったら金返せって言うような席」

前座は何故か三遊亭遊雀のお弟子さん、女流。芸術協会の寄席に足を運ぶ事がほとんど無いので馴染み無し。
羽光は鶴光の弟子だが芸協の所属。しゃべりはじめた途端、嫌な予感はしたんだ。
ショート落語とか、小道具のおもちゃを使って自殺のマネ(ウケない責任を取る)までは良かったが、新作ですと始めた話が古典、「親子茶屋」の改作。オリジナリティのある新作ならバカバカしくても耐えられるが、古典の改作となるとセンスが物を言うので、これは厳しい。

三三師は真打披露興行で聴いた「藪入り」
基本的に先代金馬の踏襲で親父なんか、声まで金馬っぽい。悪くない。
この噺は若い頃には何とも感じなかったが今聴くと子を思う親の情愛にウルウルとしちゃう。隣に中二が居るから気を付けねば。
亀の発明な事、隣のガキも奉公にでも行けば成長するんだろうか?無理か。無理だな。多くを望んじゃいかんのだ。

一之輔。破壊力あるなぁ。こういう爆笑の粗忽ネタの破壊力、飛躍力は半端ない。花の子ルンルンの口笛と「きれいな目をした人」がなんとも可笑しい。
なんでこんな粗忽な亭主とくっついているのかというおかみさんの理由が良く解って好感。
粗忽亭主の「たまには俺の方も楽しませろ」に爆笑。
横道それまくりで、なんと嬶との行水惚気までで終わってしまう。

芸協所属の東京ボーイズを久しぶりに観れて良かった。地元紅葉中学。しかし、2人になってんのね。アコーディオンの旭五郎は2007年に他界。
謎かけ問答。三味線とウクレレの音のみで哀感があり、これが以外と良いのだな。
今度、東京ボーイズ目当てで芸協の寄席に行っても良いとまで思わせる。

今日の喬太郎師は本格。
地元飛鳥山の話題から花見の仇討に入るかというフェイントの後に入ったのが「井戸の茶碗」
屑屋の正直清兵衛が実はそれほど正直でも無い点が面白い。

大人の落語会に初めて同道させたが、かなり集中して聴き入っていたし面白かったらしい。少しは成長してんだね。
帰途、「粗忽の釘」の続きを説明。

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