JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

落語立川流 マゴデシ寄席 主任:志ら乃

2023-05-19 | 落語
何かとモチベ上がらぬ日々。退勤後たまには気分転換に落語など。今年初。
となると馴染みのある立川流って事になる。
好きな若手落語家さんの出演メンツも良かったし。

落語立川流 マゴデシ寄席
2023(平成5)年5月17日
上野広小路亭

当日演目。



お初の前座のお二人がなかなか良かった。この席は前座も冒険するネタをやっていい事になってるらしい。
のの一は最近流行の女流であった。まだ前座なのであまり女流を意識させないところが良い。それでいて前髪とかかわいい。珍念が可愛いくて微笑ましい気持ちになる。

笑王丸は後に上がった兄さん、吉笑も褒めてたけど立て板の五目講釈。前座さんとは思えない。最近のお弟子さんは素地があった上で入門してくる人が多いと思われ、やらせれば相当できる人も散見するってことなんだろう。下手くそないかにも前座な開口一番ってのも楽しいけどね。

吉笑くん、相変わらず早口だ。こはるねえさんの真打昇進の話を笑い交えながらも自分の事のように喜んでいるようで好感度高い。ネタは吉笑新作の中ではかなりしょーもない部類。いつ作ったんだろ。アナログな手動販売機。キャッシュレスの時代でも小銭を救うように受け取るアナクロ感が好き。

談吉くんは昼の席「かぼちゃや」でしくじり、慣れない噺はやるもんじゃないと言いつつ「平林」前座ネタ、昔相当やってたんでしょうね。トッキキーと楽しそう。
サゲの所作、言い回しが粋で「カッケー!」となった。「平林」をカッコいいと思ったのは初めてだろう。

らく兵さん。坊主頭、兵隊のようないかつい風貌で色っぽく「紙入れ」つい最近、何かの映画を見てて「紙入れかよっ!」と心中突っ込んだ思いがあるのだが、何だったか思い出せない。末期症状だな。

志ら乃師、落語家さんたちがこぞってサゲをひと工夫したがる「死神」それぞれ面白れえが圓生のシリアスな奴には敵わない。ともあれ志ら乃師は死神と医者になる男のキャラ作りがとても好ましかった。特に男が女房に放り出され自虐的に独白するとこ。恩師の恩返しに命を引き換えても助けて欲しいという男に「それは恩返しではない」と説教しながら、本来こんな事言う人間じゃないと一人突っ込みするとこ。かなり好き。落ちも、どう来るかなと思ってると少し肩透かし気味になるほどね。ってなる。

良い気分転換になりもうした。6月末こはる姉さんの真打披露(孫たちだけで祝う)も気が向いたら来てみよっかな。という気持ちにはさせてくれた。





志ら乃の弟子、のの一がSNSでイラスト日記のようなものを上げてるのを知る。
悪意の欠片がまるっきし感じられないゆる似顔にほんわか。







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