「佐々木護の作品は面白いぞ」との評判なので、これ読んでみた。
例によって映画化されている作品。映画の方はまったく観る予定がないので(何だか大層、評判悪いですね)劇場公開日の14日に購入。
北海道県警を舞台にしたベタベタのエンターテイメント。
そのまんま映画にしても面白くなるのが当たり前なだけに、返って難しいのかな。
観てないし、観る気もないのでこれ以上は言いませんが・・・・
主人公の佐伯は私設捜査本部を作って一晩、そこで指揮を取る。楽しそう。
「こういうの一回、やってみたかったんだもんね」とか言いそう・・・
ラスト近くのめまぐるしい陽動作戦なんか一気に読んでしまうとこちらまで陽動されて見失ってしまう。珍しく、戻ってもう一度読んだよ。
原題は「うたう警官」
映画とともに改題された「笑う警官」(マルティン・ベックシリーズに同タイトルあり)このタイトル変更もいたく評判が悪いですな。
私も同意見。
植村というダジャレが好きなオヤジ警官が出てくるのだけれど、このキャラクター設定の意図が今一、意味不明。
緊張感の中にユーモアを取り入れようとしたにしては、ちょっと・・・・
滑りっぱなしで無視され続ける植村も最後には大爆笑を誘うダジャレヒットを飛ばし「笑う警官」になる。・・・・わけ、無いよなと思ったら案の定。滑りっぱなしぃ・・・
ところで映画でもこの役あるの?キャストはとても難しいだろうね。辛いよ。
(調べたら螢雪次朗。お、ちょっと映画観てもいいかな、と思った)
ひょとしたら、「笑う警官」、お笑いおバカ映画にすれば良かったのかな。とか思ったりして・・・
面白かったですよ。「警察庁から来た男」も読んでみてもいいかな、と思うくらいには・・・
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