JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「食人族」

2016-07-19 | 映画(DVD)
「新文芸坐グルメ映画祭 カニバル・カーニバル!」

「食人族」1981年 伊 監督:ルッジェロ・デオダート
Cannibal Holocaust

人肉を食べる〈食人族〉が生棲するという南米ブラジルとペルーの国境、アマゾンの上流の未開発地に探険に赴いたアメリカ人四人グループが残したショッキングなフィルムと、新たに撮影された原地人の非文明的な行動を構成したドキュメンタリー。



数多く作られたイタリア食人映画の中でも代表的作品で、「グリーン・インフェルノ」のイーライ・ロスが大好きでしょうがないという作品らしいので、見ておきたかった。確か「グリーン・インフェルノ」公開の昨年も新文芸坐では2本立て上映されていたけれどスケジュールが合わなくて悔しい思いをしていた。またまた新文芸坐がやってくれたので、オールナイトでも果敢にチャレンジしてみた。

フェイク・ドキュメンタリー(モキュメンタリー)の傑作ですね。よくぞここまでやりました。
ショック・シーンの連続はグロく、今見ても充分ゲンナリできる。
それにしても何故か嫌悪感は少なく、とても楽しめてしまうの。

未開地に侵入した4人の傍若無人ぶりが外道の極みで、あれでは流石に原住民も怒りますよね。食人習慣はあっても有無をいわせず食べられるわけでなく、ちゃんと理由がある。





原住民以外の出演女性、紅一点のフェイにしても映画会社の女史にしても、かなりイケ好かない感じだが、それもまた良しなのか。

そのせいか食人の皆さまの好感度が高い。謙虚に有効的に接近すれば食べやしない感じ。貞操に関する厳しい考え。



やはり裸の姿が似合うのが良い。
文明人であるモンロー教授も裸になってハーレム状態になるシーンもあるけれど、似合いませんもの。
イケメンガイドのミゲルのフリチンはカッコ良かったけど。



さるの頭蓋骨をかち割ったり、亀の甲羅を剥いだり、モキュメンタリーの中でもホンモノのグロは食人よりショック度が高くゲンナリポイントだ。




ビジュアル・インパクトが高くフィギュアにもなってた象徴的なモニュメント。


ショック・シーンになるとフルヴォリュームになる劇伴の効果も良い。むしろ大音量がモザイクのような効果を生みショックを和らげてくれるようでした。



連続で「グリーン・インフェルノ」が見れる企画はやはり優秀。

新文芸坐

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