JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「五月みどりのかまきり夫人の告白」

2009-09-18 | 映画(DVD)
「妄執、異形の人々Ⅳ」

「五月みどりのかまきり夫人の告白」1975年 東映 監督:牧口雄二

当時のセックスシンボル・五月みどりを主演に撮ったお色気コメディ。大学教授の夫(山城新伍)に浮気された五月みどりが、腹いせに次々と男たちと関係を持つエピソードがオムニバス形式で描かれる。イケメン・カーレーサー、隣家の旦那、ゲイの美青年、はては殺し屋と、かまきり夫人と関係した男たちに次々に不幸が降りかかり…。

1975年ではまだ成人映画デビューしていなかったから、私が見たのは「マダムスキャンダル」の方だったんだ。
当時、セックスシンボルとしての五月みどりの勢いはすごくて、確か昼メロでも際どいシーンを演じていたのを記憶している。学校休んでたまたま見て目が離せなくなったっけ。

やたらとソフトフォーカスのキラキラ画面とギターをメインとする弦楽のBGMで当時のピンク映画の匂いぷんぷん。

五月姉さん、計算すると当時36歳。まだ熟女に足を踏み入れたばかりでお若いです。

ストーリーは五月みどりが次から次へと男を食っちゃうオムニバス物。
単調な展開の中、異色は化粧品会社社長の北村英三と、その娘婿、名和広のギャグパート。
結局、名和広は(珍しく)いい思いはできなかったので彼の身は安泰だったのでしょうか。このパートはアクセントとして非常に重要だったんではないでしょうか。(それほどのモンじゃないが

山城新伍没後初スクリーン鑑賞。この役で追悼っていうのが嬉しい。

「私は関わった男を殺してしまうかまきり・・・・」て言うことは、亭主の山城新伍の不死身ぶりが驚異的。
この仮面夫婦、結局何事もなく過ごしていくんですね。

シネマヴェーラ渋谷

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4 コメント

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追悼山城新伍 (くり)
2009-09-18 22:35:52
わたしは浅草名画座「仁義なき戦い・頂上作戦」の江田役で追悼しました。浅草の映画館は、ヴェーラと違い、高齢者ばかりです。ロビーも喫煙者ばかり、いがらっぽいなかでの追悼です。
山城さんてどこかチャーミングですよね。
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Unknown (imapon)
2009-09-21 00:05:14
浅草名画座ですか。浅草の映画館は未踏でございます。なんかスゴそうですね。そのうち・・・、と言っても木馬館の方に行っちそうです。
山城さん、あらためてご冥福をお祈りいたします。
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 (とらねこ)
2013-09-02 21:29:10
本当、「かまきり夫人」と来たら、旦那の存在は一体どうなるの…って一瞬思っちゃいますよね
浮気してるのに復讐することもなく…
ま、細かいツッコミは無しかな
最初のキスが、すっごいベロベロしてて、それが一番いやらしく感じました!
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Unknown (imapon)
2013-09-03 02:08:36
とらねこ様、コメント感謝。
最初のキス・シーンそんなに凄かった?これも憶えて無いなぁ。
そこだけもう一度見たい。
ベロベロチュー

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