市民意見広告運動事務局だより

9条の精神に立ちかえり、核のない社会を実現しよう!
5月3日の新聞に意見広告を載せよう! 

九条実現遍路

2007年03月07日 20時28分39秒 | 意見広告への手紙とお返事
昨年晩秋より、四国霊場を「九条実現遍路」と位置づけ、区切りうちしている、Nさんが久しぶりに事務所にいらっしゃいました。(Nさんの遍路についてはブックマークをクリックして遍路日記をご覧下さい)
Nさんは、写真にあるような九条の条文を手彫り版画でこしらえた特製の納め札をもって四国をまわっています。道中であった遍路に(よりたくさんの遍路にであうため、困難な逆うちをしている)、意見広告のチラシを手に非武装・不戦についての議論を仕向けながら・・
今日は、遍路で出会った一人の青年からの手紙と「賛同金」を届けるためだということです。以下に「賛同金」に添えられた手紙をNさんの承諾を得て載せます。

1月23日に34番のお寺であなたに会ったものです。
残念ながら未だに他人事に感じてしまい、実感がわきません。ですがあなたのやっていることに関しては心に響きました。
僕の祖母も昭和7年の生まれですが、毎日不満ばかりを口にして建設的な活動はしません。  かくいう僕も自立の意志なく親元に寄生して毎日わがまま放題に生活しています。 バイトをしながら自給用の有機野菜をつくるだけで心理的にはニートと大差ありません。
こんな自己中心的な人間もいる中であなたのように社会のためになる活動をする人もいるんですね。
僕は愚かな部類の人間ですが、償いを兼ねて一口分の資金協力をさせて下さい。
あなたの活動を通しての行動なのであなた名義の賛同資金にしてください。
すみませんがよろしくお願いします。 それと お体にはお気をつけて。


実は、遍路で出会ったひとのなかで、別れたのちに連絡をくれたのは彼が初めてということです。
会ったことのない人について軽々しくいえないけれど、遍路にでようとするくらだから、内省的な人なのでしょう。それが、Nさんがいう青年が戦争にかりだされるかもしれない今はその瀬戸際なんだということを他人事にしか感じられないという。でも、Nさんのしていることを「社会のための活動」ととらえているんですよね。
Nさんは、出会った人がみな今の世の中何かがおかしいと感じているようだといいます。この青年もきっとそうなのでしょう。でもそれが何なのか、つきつめて考えられないというのがこの手紙からは感じられてなりません。
Nさんは、10日の意見広告主催の講演会の後17日から、また結願にむけて四国へでかけます。気をつけていってきてください。

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