市民意見広告運動事務局だより

9条の精神に立ちかえり、核のない社会を実現しよう!
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松浦喜一さん著「戦場体験と九条護憲を考える 生き残った特攻隊員、83歳の遺書

2007年06月06日 16時56分39秒 | 事務局に寄贈された本
事務局には時々、本が贈られてきます。スタッフで回し読みし、感想を言い合ったりしています。それらは、一般の書店では手に入りにくい本であったりします。
だんだんここでご紹介していきたいと思います。

1945年、6月19日、沖縄に向けて九州の基地を飛び立った松浦さんら3機は
敵のレーダーに捕まらないように海上20メートルの超低空飛行で前進中、悪天候により、一機が海面に接触、墜落して即死、松浦さんは、これ以上飛行続行不能と判断した隊長機とともに引き返し生還しました。以後出撃命令なく、終戦を迎えます。
以後特攻自決した特攻隊員の死の直前の戦争に対する怒りについて60年間の探求が始まったと書いています。
この本は83歳の遺書と題されていますが、これ以前に「80歳」「81歳」「82歳」のときにそれぞれ遺書シリーズを書いています。

「特攻を命じる上級軍人が一人も特攻自決することなく、階級の低い若い人だけが特攻を実行した」という事実の裏にある愛国心や殉国に精神のおかしさ、また
戦争責任は、「自衛」か「侵略」かで論ずるのは意味がなく(なぜなら戦争はすべて自衛のために始まるのであり、自衛のためには侵略がともなうものであるから)、戦争責任とは戦争によるすべての人的損害、物的損害に対してあると書いています。
実際の戦争を知っている人の重い言葉をぜひ、よんでみてください。
特攻自決は英雄死でなく、強要された死であることを知ってください。
戦争にいったことのない、どっかの知事が作った映画よりずっと勉強になります。

この本は自費出版ですが、一部800円送料200円で買えます。
意見広告事務局までお問い合わせください。購入方法をご紹介します。
03-0423-0266

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