いけふくろう通信(発行人=ムッシュ)

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「金本知憲選手・連続フルイニング出場世界新記録達成」(いけふくろう通信第139号)

2006-04-09 22:17:10 | スポーツ
阪神タイガース・金本知憲選手が、ボルチモアオリオールズに在籍していた
元メジャーリーガーのカル・リプケン氏の903試合を抜き、
前人未踏の「904試合連続フルイニング出場」の世界新記録を達成しました。

いや~、金本アニキ、本当におめでとうございます。
これからも、フルイニング出場を続け、引退するまで頑張って欲しいと思います。

ちなみに、この「フルイニング出場」が、「連続試合出場」と比較して、どうすごいのか。

「連続試合出場」は、怪我をした時の途中で代打での出場、大敗・大勝の際の交代、
延長戦での交代、守備固めや代走のための交代、打撃不振の際に守備だけで出場をしても、
基本的に一試合で一瞬でも、出場すれば、記録は継続します。

しかし、「フルイニング出場」では、怪我をしても、出場を続けるということで、
何といっても「体力のタフさ」が要求されます。
また、「走・攻・守」の均整のとれた選手であることが絶対条件となります。

こういった要素を兼ね備えた選手といえば、近年では、現・ニューヨークヤンキースの
松井秀喜選手と阪神タイガースの金本知憲選手くらいでしょう。
しかし、松井秀喜選手は、「走・攻・守」の走が若干劣っていましたし、
読売ジャイアンツ時代のフルイニング出場を574試合で途絶えてしまいました。

さらに、2215試合連続出場の世界記録を樹立した鉄人・衣笠祥雄氏でさえ、
フルイニング出場は、678試合であることからすると、金本知憲選手の凄さが際だちます。

金本知憲選手は、広島東洋カープ時代に3割30本30盗塁というトリプル3を
達成していますし、阪神タイガースに移籍後の一昨年(2004年)には、
左手首にデットボールを受け、骨折をした際も出場を続けました。

金本知憲選手は、当時の阪神・星野仙一監督とのフリーエージェント交渉の際、
「骨折以外は怪我じゃない」とか、「捻挫は怪我じゃない」といって、
星野仙一監督は獲得を決めたといいます。

また、「プロは試合に出てナンボ」が口癖といいます。

これこそ、まさしくプロ魂といっていいでしょう。

なお、金本知憲選手の強靱な身体がどのようにしてつくられたか、その秘密は、
日本経済新聞2006年4月3日(月)~4月7日(金)の夕刊に特集記事が5回に渡って、
連載されています。
是非、ファンの皆さん、ならびにスポーツマンの皆さん、ご一読下さい。

~ムッシュ・いけふくろう~


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