今週はヒマすぎて死にそうなので、久しぶりの三重県立美術館。
『いわさきちひろ展 中谷泰を師として』を開催中(8月28日まで)。
三重県立美術館のサイト:開館40周年記念 いわさきちひろ展―中谷泰を師として
ワタシと いわさきちひろ との出会いは小説『窓際のトットちゃん』(1981年/黒柳徹子 著)の表紙。
1981年ということはワタシが高校1年ということになりますがが、当時 一家に一冊という感じで売れていました。
内容はほとんど覚えていないです(笑)。ただ、戦時下なのか戦後なのか時代は忘れましたが、
「お昼のお弁当には海のもの(食材)と山のものを1つずつ入れてもらってください」という先生の指示のシーンだけ覚えています。
食糧難の時代に児童の間で弁当の貧富の差を感じさせない先生の工夫。
海のものは魚でもいいし、昆布の佃煮でもいい。山のものは肉でもいいし梅干しでもいい。
東京在住時代には、大学生の頃に一度、『いわさきちひろ絵本美術館』を訪れたことがあります。
ちひろ美術館のサイト:世界初の絵本美術館|ちひろ美術館・東京
住宅街にあって、建物も比較的コンパクトだった印象。
いわさきちひろの原画は小さいものが多かったので、ちょうどいい感じに思った印象があります。
さて、本展。いわさきちひろの初期のスケッチから晩年の作品までを網羅するとともに、
三重県出身の画家 中谷泰 を師として活動・交流していたことを
作品や手紙を通して展示しているところが三重県立美術館らしい内容。
今回、特に印象が強かったのが、戦争をテーマにした絵の数々。
モノトーンで子供たちを描いているのに、子供は銃を持っていたり、
あるいはおねえちゃんが弟をおんぶして歩いているけれど、はだしだったり。
そして、どの表情も悲しげ。よく見ないとただの綺麗な作品と思ってしまうけれど、
なかなか深い作品群でした。
企画展の最後のエリアでは、家族で楽しめるブースが2つ。
1つ目は正方形の床を歩くと、歩いた場所にいわさきちひろの水彩画のような
グラデーションのついた色のついた水滴が床に描かれるという体験コーナー(写真ナシ)。
もう1つが上の3枚のように、いわさきちひろ風ウォーターカラーのスクリーンに
自分の姿が白いシルエットとして抜かれる体験コーナー。
ところで、三重県立美術館に来たら、『ミュゼ・ボンヴィヴァン』でランチというのがワタシの定番なのですが、
ランチスタートの11:30に行ったら、予約客だけで満席とのこと。平日にも関わらず来場者が多かったので
嫌な予感がしたのですが、当たってしまいました。今日のリッチなランチは諦めました(悲)。
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