いい女よりもいい男の数は少ない

男の恋愛ブログです。
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Fallen Too Far

2011-03-25 16:01:35 | 男の生き様

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「いろんな男と会ってきたわよ。」

最近知り合ったバブル世代の女性を誘って、皆で食事に出掛けた。

「私、金のあるイイ男が好きだったからさw」

彼女が今のオレぐらいの年の頃、男の人と一緒に食事をするだけでお車代といって10万円くらい貰うこともあったそうだ。ウリ専なら泊まりで50万円くらい払ってくれる客が結構いたと、別の人から聞いたことがある。

「クラブでね、あ、私の時はディスコかwちょっとイイ男がいてさ、声掛けただけで友達の分まで飲み代全部払ってくれたのよ。今じゃそんな男絶対いないわよねw」

銀行で皆お金を借りて株や不動産を買い漁っていたそうだ。それが1週間後には値段が高騰して、売却する。日本で最も万札が使われたとも言われる時代に、彼女は永遠の恋をした。

「本当に好きな人ができたの。これだ、って思ったわ。今までにはない気持ちになって、ずっと一緒にいたくて、本当に優しくなれるの。今までで一番カッコよくなかった男だったのに。」

彼にプロポーズされ、バブルの女は承諾した。

「一緒に彼の両親の所に挨拶に行ったら結婚を反対されたわ。後日聞いた話では、あんな派手な女はやめてくれって言われたそうよ。何日も泣いたわ。今じゃこんな鬼ババアだけど、あの頃は意外と純粋だったのよ。」

お互い別々の人生を歩んで、今ではお互いの子供を交えて毎年家族ぐるみで会っているそう。永遠に彼に恋をした、と彼女は話してくれた。

「アンタもそういう人いないの?好きとかじゃなく、いきなり結婚したくなるような相手よ。波長が合う相手って言ったらいいのかしら。」

男勝りで美しい彼女が、泣いた。どう折り合いを付けて彼と別れたのかは分らない。でも、これで良かったのだと彼女は笑っていた。

「私はできなかったけど、あなたはまだできるわ。」

これは全てのゲイにも言える言葉でもあると思う。

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