いい女よりもいい男の数は少ない

男の恋愛ブログです。
過去の記事は随時掲載していきます。
以前読んで下さっていた方、ありがとうございます。

また会おうか

2008-07-16 01:24:34 | 男の生き様

大江戸線の駅の改札を出ると、人待ち顔の男性が壁にもたれかかっていた。ラフな服装だが、顔に見覚えがある。手を上げると、「ああ、」といった風に壁から離れた。

「はじめまして。」

マッチョが多いので有名なジムの会員である彼は、まだ若いのにガッチリしていた。あまり会話がないまま並んで歩いているのもナンだし、ずばり質問した。

「緊張してませんw?」

「してますよーw。めちゃめちゃしてます!」

「なんでw?オレなんか、普通でいいじゃん。」

「こういうの苦手なんですもん。」

田舎からやって来て、今は都心で一人暮らししているそう。ラフなカッコした彼からは、いい香りがしている。

「いい香りがするね。」

「シャワー浴びてきたんです。」

かなり鍛えている彼は、どMだった。ケツを掘られて、体を好きに使われたい。そんな男性だった。上半身を見せて、と、何の脈絡もなく言うと、恥ずかしがりながらも脱いでくれた。うっすら脂肪が乗って、腹筋がゆるい感じだった。

「お前、デブってんじゃんw」

「デブってねえしw そんなこと初めて言われたよ。」

下も脱がせると、ローライズのボクサーだった。それも脱がせて全裸にすると、剥けたチ〇コにふさふさした毛、ぱんぱんに膨らんだぶっとい脚がエロかった。キスをしながら乳首をつまみ、ベッドに押し倒すと、自ら両手で脚を広げてケツ穴を突き出してきた。アンダーアーマーを着て鍛えているこのゴツイ男が、こんな姿で今からヤラれる。最高だな、と、ふと思った。

「一生懸命鍛えて、タチに掘ってもらいたい。」

そんなことを彼は言っていた。

「ジムでは真剣にやっているから、Hは全然知らない人がいい。」

そうか。

「彼氏がいないから、今はね。やりまくってるってワケでもないけどw。」

それでいいと思う。仕事が忙しくてもジムには行く。そして、タチと出会う。恋愛とかはそんなに考えてないと言っていたが、いつか訪れると思う。こういうウケがタチは好きだと思うから。

「また、今度やるか?」

「はい。」

こうしてオレ達は何回か会って、SEXをしている。

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Wait for you

2008-07-08 00:59:45 | 男の生き様

恋愛は、いつも近くて遠かった。

街中でカップルを見ると、目を逸らしていた。ああいう幸せは、自分には訪れない。

ゲイというのは、とても孤独だ。だから、誰かに寄りかかりたくなるのだと思う。

恋愛がしたいワケではない。誰かとずっと一緒にいたいだけ。最後の一秒まで、ずっと一緒にいて。こんなにキレイな服を着て外を歩いていても、部屋で一人、服を脱ぐ時がどうしようもなくさみしい。誰かの為でもない休日が、耐えられないことがあるのはなぜか。

誰かとずっと一緒にいたい。それが恋なのかもしれないと思った。

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