いい女よりもいい男の数は少ない

男の恋愛ブログです。
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さみしい、ね。

2020-10-22 00:37:19 | クレジット・カード
シャワーを浴びていると唐突に過去を思い出す。あの彼はいま、どうしているだろうか。

会社のイベントで遠出をした帰り、アプリを開くとマッチョな男性がいた。やり目的ではなさそうなのが決め手となり待ち合わせることにした。都合よくその帰り道で会える訳もなく、後日ということで約束を取り付けた。

日曜日にわざわざその場所迄行くと、近くの大きな公園を散歩しようということになった。短髪で顔はあまりカッコよくはなかったが誠実そうなマッチョと並んで一緒に歩いた。ノースリーブにハーパン姿の彼は部屋着のまま来たと言っていたが、よく似合っていた。家が近いんだ、と部屋に誘われたが断った。このまま一緒に話していたい。こうしてコーヒーを片手に外を一緒に歩ける男性は、人生で何人いるだろうか。

ベンチに座ると、彼は低い道路脇の段差に座った。ここでいい、という彼を見下ろすような位置で話していると、毛と玉が少し見えた。
「見えてるよ笑」と伝えると、「え、本当だ笑」と確認して笑って、チ〇コの位置をわざとずらして、ハーパンの裾から微かにオレに見えるようにしてきた。

「おい笑」

「見ていいよ」

大学までずっと体操をやっていた彼は、以前は中野に住んでいたそう。一人暮らしの彼の部屋は知らない男達がやって来てはヤリ部屋と化していた。複数に回されておもちゃにされるのが好きな彼は、そのマッチョな体を大勢に使われて射精もさせて貰えずに次々やり捨てられていたそう。

「もう、そういうのはやめた。」

とにかくやりまくっていた彼は、運よく病気等にはならずに足を洗った。転職でこの遠方の街に引っ越してきたのを機に、やり目的の遊びをやめたそうだ。遠方とは言っても都内だ。これだけの体だから、色々な人がアプリ越しに会いに来てくれたようだが、結局なし崩し的にやってしまって続かないとのことだった。

「彼氏が欲しいんだ。」

大股開きの太い脚からはチ〇コが丸見えのままだった。大きい公園で普通に斜めに向かい合って話している2人だから、誰にも気づかれてはいない。この仮性包茎で毛がふさふさしたチ〇ポを、誰だかも分からない男たちに好きなように弄ばれてきたことを思うと、なぜか胸が少し締め付けられた。体操で鍛えたこの体やケツも好き勝手にいじられて、やり捨てられてきたのか。

「こうして話しているの、久し振りかも。」

そんな彼の笑顔がまぶしかった。
ずっと話せていたらいいのに、とも思った。

シャワーを浴びていると唐突に過去を思い出す。あの彼はいま、幸せに過ごしているだろうか、と。