いい女よりもいい男の数は少ない

男の恋愛ブログです。
過去の記事は随時掲載していきます。
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満たされない

2007-10-26 22:30:16 | 男の生き様

ゲイとしての人生に希望が見出せず、金曜の夜に絶望していた。若い事が何の武器にもならない自分。週末が楽しいなどと思ったことはなかった。

趣味は買い物。消費している間だけ全てを忘れられた。ブランド品に身を包むことが幸せだったあの頃、裸の自分に自信がなかったし、中身の自分にも自信がなかった。だから、より買い物に走った。アルマーニを着たら、アルマーニのモデルのようになれると信じていたから。そんな時に、今のジムと出会い、長年通っていたジムをやめ、本格的なトレーニングを目指した。体を鍛えるという作業に夢中になった。

その頃、真面目な出会いからヤリ目へとシフトしていた事もあって、殺伐とした生活を送っていたのを憶えている。そんな空虚な部分を埋めてくれたのがトレーニングだった。SEXでも埋められなかった心の隙間を、いつも、あのジムが埋めてくれた。終電近くの電車で帰宅してすぐジャージにマウンテンバイクでジムに向かっていく自分に、少し笑ってしまったほど。

「いつの間にオレは、こんなトレーニング馬鹿になってしまったんだろう。」

あれから3年、体は確実に変わった。微笑みかけてくれる男も、会いたいと誘ってくれる男も、変わった。一番変わったのは、オレ自身かもしれない。「満たされない」と思っていた自分から、「心が満たされていく」自分に。

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お茶より先

2007-10-23 00:13:49 | 男の生き様

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「ねえ、どんな男がいい男だと思う?」

世間の意見はどうでもいいはず。あなた自身にとって、いい男であれば。

自分がどんな男に惹かれて、どんな男に目を奪われているのか、きちんと知る必要があるとは思わないだろうか。服装はよっぽど悪くない限り、大したウェイトは占めていない。全体の雰囲気が全てだと思う。では、雰囲気とは何か。それは、きっと、自分の好きなバランスだろう。

ゲイの好みのメインストリームは体育会系かガタイ系。自分よりも体がいい人が、自分の好きな顔で、髪が短かったら、「かなりいい感じ」だと思う。体を見て、顔を見ている。顔が良くても体が普通ならダメなのに、体さえ良ければ顔は普通でもOK。そんな選択基準が見え隠れしている。

見た目で判断されることにいいも悪いもない。逆に利用した方が賢い。鍛えた体を見せた後、顔画像をスマートに送れば、お茶くらいはしてくれる。お茶だけでいい。初日は。平面の画像よりも実物の方がいいね、と思われるような画像と自分磨きをしていれば、お茶より先がいくらでもあると思うから。

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月下美人

2007-10-22 23:41:14 | 男の生き様
「カッコよくないから頑張ってるんすよー!」

ガタイも顔もいい学生がこちらを見て、そう言った。

「フラレて、泣いてばかりいましたもん。」

だから、体を変えたワケか。体が変われば顔が変わる。顔と体が変わった今、彼の目に何が映っているのだろう。

「元からカッコいい人なんているんすかね?」

カッコいいと言われている男も、きっと何度も泣いた事があるのかもしれない。学生にそう言われて思った。人には、その人に合った困難が待ち受けている。オレにはオレの、いい男にはいい男の、ツラい想いが心の奥底に秘められている。

「恋愛は、しばらくいいんです。」

そうか。今、手に入るモノよりも、もう少しで届きそうなモノを目指すのか。今は決して手が届かない。でも、いつかその手に届く事を信じて、今日も生きていく。

力強いな、と思う。彼は、若いのに。こんなに前向きな話が聞けたのに、なぜか、ほんの少しだけ哀しい気がした。

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(mixi日記2007年10月21日より抜粋)

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ア・イ・シ・テ・ル

2007-10-20 12:23:07 | 男の生き様
「好きだよ。」

過去の笑顔が蘇る。

「ずっと、好きだから。」

日常の、ふとした瞬間に、あの時好きだった相手の笑顔が浮かんでくるの。

「一緒にいようね。」

なぜ、上手くいかなかったのか。相手のせいもあるだろうが、オレの過失はなんだったのだろうか。

「会えてよかったと思ってるよ。」

勤務中に思い出さないで。仕事に支障が出るから。

「来年も一緒にいられるよね?」

忘れたい。忘れられない。忘れるワケにはいかない。

「愛してる。」

ありがとう。そして、ごめんね。幸せにしたいと思っていたのは本当だから。幸せにできなかったのは、オレのせいだと思っているよ。

過去に戻って一つだけやり直せるなら、もう一度彼らと出会いたい。もう同じ過ちは繰り返さないから。

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(mixi日記2007年10月20日より抜粋)

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