自分の家や畑に井戸が掘りたい。
でも、井戸を掘るにはお金がかかる。
だから自分で井戸を掘るぞ~!
と、意気込み満点で始めようとしても・・・???
ネットで自作井戸のブロブなどを見て「ふんふん、なるほど~」
ところが、後になって「助けてください」と連絡が来ます。
自分でやると決めたなら、最後までやってくださいよ。
途中から業者にバトンタッチ?ちょっと虫が良すぎませんか?・・・笑
ほとんどの井戸業者は中途半端に掘った続きを掘ることはしませんよ。
と言うことで、
今日は、井戸を掘る方法について考えてみましょう。
ネットなどで自作井戸の成功例がブログなどでアップされています。
私も、興味あっていろいろ見ていますが、
正直、素人でも凄いな~と思う素晴らしいものから、
たまたま運が良かっただけのものなど様々です。
さて、井戸掘りっていったい何なのでしょうか?
考えて見れば、パイプを地中に入れて地下水を汲み上げるわけですよね。
つまり、直接パイプを打ち込むか、掘ってその穴にパイプを入れるか、
方法は違っても目的は同じということです。
そして、井戸掘りは料理のレシピのように作り方は同じではありません。
皆さんが大きな穴を掘るとき、どんな道具を使いますか?
砂や粘土なら「スコップ」ですよね。
締まった砂利がでてきたら「ツルはし」ですね。
大きな石が出てきたら「大ハンマー」で叩き割るでしょ。
このように、地質に適した道具を使います。
それから、掘った穴の壁が崩れると矢板などで枠を作り崩れを止めますよね。
井戸掘りは、これらと同じ心得で掘らなければならないのです。
ネットでよく見るのは、塩ビ管を使った掘り道具が多いです。
砂や粘土、小砂利などならその道具で掘ることは出来ますが、
大きな砂利や玉石などは掘ることができません。
また、塩ビ管を打ち込んで完成できる井戸は、
沖積平野の比較的柔らかいシルトや砂の地域がほとんどです。
自分が井戸を掘ろうとしている場所がどんな地層か見極めてから
井戸掘りの方法や道具を揃えましょう。
比較的柔らかい地層なら打ち込みでも良いでしょう、
打ち込むパイプは鉄管が良いのですが、
2m位の長さにして足さないと打ち込むのが大変ですよね。
2mに切ってネジを切るにもネジ切り機がない。
と言うことで、塩ビ管を打ち込む人もいるようです。
この場合、肉の厚いVP管を使ってくださいね。
「肉の薄いVU管で俺はやったぜ!」って言う人もいるようですが、
途中で割れなかったのが幸い。運が良かっただけですね。
そんなわけで、
井戸掘りとは地質な適した掘削方法があるわけで、
誰かが成功したやり方をマネしても、すべて上手くいくものではありません。
このブログは今までいくつかの、
いろんな地層に対しての掘削方法にヒントが書かれています。
何を言っても井戸掘りは目で見えない地下を地上で考えながら掘るわけです。
しっかりとした心構えで挑戦してくださいね
では(o・・o)/