Rー50人生100年時代の私のライフデザイン。定年後の定年のない人生。終身フリーランス。

Rー50、50歳未満入場禁止。年金に頼らず楽しく仕事を続けていくためには、しっかりしたライフデザインが必要です。

ビル管理:転職先の選択肢、こうなると結構「美味しい」仕事だ。

2020年05月31日 17時22分57秒 | ビル管理業界の実態
昨年12月に転職の記事を載せました。新型コロナ騒動の今も、転職希望者は後を断ちません。

この業界で転職が多い理由は、12月の記事に書きましたが、今回は転職先の候補のお話です。

この業界の人が選択できるキャリアパスとして、以前説明した給与体系とは異なる体系の仕事が二つあります。

一つは、設備管理を委託する側の総務への転職です。設備を自前で持っている中堅以上の会社の総務と考えてください。

総務の仕事の中には、受付や清掃、事務用品の調達、名刺の作成、雑誌の購読、書類の管理・破棄などを行うソフトサービスと設備管理、家具の調達・交換・廃棄、レイアウト変更などを行うハードサービスがあります。

このハードサービスの業務は、設備管理関係者のキャリアパスになります。設備管理員として経験を積み総務に採用してもらい、設備管理担当として協力会社を管理する、といったケースです。ある程度の年功序列賃金を期待できます。

もう一つが外資系設備管理会社です。

(少し英語ができる)現場の設備員の場合で月収30万円、所長クラスで月収最低50万円(場合によっては100万円)となります。
給与の階層は存在しますが、階段の高さが高くなります。

給与が高くなるのは語学力によるものです。英語の資料が読める、英語で報告書が作成できる、英語でコミュニケーションが取れる、英語で会議を仕切れるなどの能力が求められます。

この業界にはそもそも英語が得意な人は少なく、本当に希少価値。

外資系管理会社の人に言わせると、「(本当に英語ができる技術系は)今は年収800万円だしてもこない」そうです。

このような話をしても、多くの設備管理技術者は多くを望まず現状維持を好みます。それもこの業界の特徴。

私自身は、「外資系証券会社」の総務管理一式を請け負う「外資系ビル管理会社」から設備管理業務を請け負っています。

私の年齢ではかなり美味しい仕事です。

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空調機の温度調整 - 寒くてもノースリーブの怪!外資系の特徴

2020年05月24日 01時33分16秒 | ビル管理業界の実態
家庭用のエアコンであれば一年中、冷風も温風も好きな時に出せます。

しかし、意外なことにビル空調はそうもいきません。

例えば、私のクライアントの本社の場合、ゴールデンウィーク中の4月30日にビル空調、実際にはエアハンを夏モードに変更しました。

それまでは、蒸気を使って暖かい空気を作り、外の冷たい空気とミックスして、要求されている温度の空気を職場に供給していました。

しかし、夏モードでは、蒸気に代わって冷水を用い、冷たい空気を作り、外の暖かい空気と混ぜて、要求されている温度の空気を供給します。

さて、夏モードにした5月2日以降、夏日の日もあり、いい具合に冷房を活用できました。

しかし、今週の木曜日は、冬に戻ったような天気。この時期の気温としては32年ぶりの低さだったとか。

職場の室温が21度近くまで下がり、温度を上げてくれというクレームが多発。

「ジャケットを着ないと寒くて仕事ができません」というメールも多数。

ジャケットやセーターを羽織って仕事ができれば問題ないじゃん!!と思いますが、そこは外資系、自分にとって最適な職場環境を求めてきます。

昨年も同じことがあり、あと半日というところまで我慢していましたが、トップマネージメントからもクレームがきてアウト。

補助用の蒸気をもらって暖房を運転させて、なんとか切り抜けました。

今年は、ビル側も新型コロナの影響で人手不足もあり、対応を断ってきました。

今週は月曜日以降はしばらく暖かい日、暑い日が続くので安心です。

ちなみに、そんな寒い環境でも、ノースリーブの女性がいたこと、室温が同じでも部署によってクレーム数が大きく異なることが分かりました。

部署ごとに固有の文化がある?上司の影響?オピニオンリーダーがいる?

なかなか興味深い!!

ビル側によると、こんなに頻繁に空調の温度調整をリクエストするのは外資系だけだそうです。



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新型コロナウイルス感染防止策実施中のビル管理

2020年05月16日 23時18分27秒 | ビル管理業界の実態
3月8日の記事で、新型コロナウイルス蔓延下での私のクライアントの対応について書きました。それから2か月、感染のピークは過ぎたようですが、クライアントの会社としての対応は変わっていません。むしろ4月中旬からより厳しくなり、社員の在宅勤務の割合が増え、事務所に出る場合も前後左右の社員との距離を2メートル以上保つことになっています。

私の本来の仕事である設備管理は、データセンターに関してはクライアントの承認を得て100%実施、ただし、清掃はキャンセル。本社等の事務所系のビルは平日の保守作業はキャンセル、週末の作業は延期となりました。5月の連休が明けて、事務所系のビルもようやく週末の作業ができるようになり、平日も事務室に入らない作業は了承されるようになりました。

設備の信頼性を維持するためには、定期メンテは必須です。不具合、あるいは、その兆候を見つけて対策を打つことが肝要です。「コロナでメンテをやらせてもらえなかった」としても、一旦、事故が起きれば、請け負った我々の責任になるのです。そのためには、コロナ感染のリスクを最小限にしてメンテを行えるように「クライアントを説得すること」が大事です。

コロナ前


コロナ後
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パソコンとビル管理

2020年05月10日 14時36分19秒 | ビル管理業界の実態
ゴールデンウィークと在宅勤務中の食べ過ぎと運動不足で3キロ体重が増加。明日からの通常勤務で体重を落とさねば!!

先週、知人で同じビル管理業界にいるM氏が、職場で困っていることの一つとして挙げていたのが「パソコンを使えない人が職場にいること」でした。

当人がパソコンが使えないので、手書き文書を誰かが代わりに入力しなければならないそうで、職場の効率が低下。技術的にあまり進化していないビル管理業界とは言え、どの職場にもパソコンは導入されています。

パソコンを使って書類を作成、メールで顧客とコミュニケーション、専用のWebサイトで設備の運転状況の確認、セキュリティエリアへの入室、工事作業届など各種申請を日常的に行っています。

M氏の職場の方は、69歳。パソコンを使わなくても何とか仕事ができた世代かもしれません。
本人は、目が悪くなるから使いたくないと言っているそうです。

今、再就職して、仕事を続けたいならパソコン操作能力(情報リテラシー)は必須といえます。

定年になったら習う?今やらない人は、定年になってもやりません。嫌いなことにわざわざ時間は使いません。

あまりいないと思いますが、まだ、パソコン操作に自信がないのなら今のうちに習得しましょう。今さら、会社で言えないのなら、自分でパソコンを買って60の手習い!!

なんでもそうですが、遅すぎてもしないよりいいのです。しなければ何も始まりません。新しいことのチャレンジする気持ちが大事です。

本当にIMPOSSIBLEになる前に、スキルを身につけましょう!
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顧問募集に応募してみました。欲しいのは人脈のようで。会社の人脈はいつまで役立つか。

2020年05月03日 17時37分55秒 | 60歳過ぎての転職
顧問募集という退職者、シニアに焦点を当てた新聞広告が目につきます。実は私も以前、二社に応募してみました。

履歴書および職務経歴書を提出し、面談、そして採用。採用されたからと言って、メールが来る以外、特別なことは何もないようです。人脈を生かした販路開拓やM&A先の紹介、その人の持っている経験、たとえば、日本人に少ない海外開発などを、契約先の企業に売り込もうと考えているようです。単純にシニアを経理やビル設備管理などの地味な職場に送ろうといったものではないようです。

人脈はいつまで有効でしょうか。みずほ銀行だ、東芝だといった一流企業で築いた人脈は大きいかもしれません。顧客、協力会社、もちろん、もといた会社の人脈など、所属していた部署にもよりますが、それなりにあるはずです。しかし、会社の看板で培った人脈の有効期限は、意外と短いかもしれません。退職直後は、慰労、義理もあり会ってくれますが、そのうち神通力も薄れて、多忙などを理由に面談を断られることになるでしょう。退職後も同じ業界で活躍している人は、会社外の組織・団体で人脈を築いた人が多いように思われます。

前述の会社の顧問として、M&Aの対象となる企業および営業関連システムの販売先を紹介しましたが、いずれもビジネスとしては成功しませんでした。
紹介された先は、お義理で会ってはくれましたが、私が直接関与していないことが分かると引いてしまいました。
人脈紹介を生業にするのは抵抗を感じます。一緒に営業を進めていくのなら楽しいと思いますが、紹介して終わりは最悪です。

私の場合、最後に奉公したK社をやめて8年。いまだにメールやFacebookでやり取りしている元の顧客や取引先はいます。しかし、もといた半導体業界やIT業界の仕事についているわけではないので、仕事に活かすことは全くなく、本当に気の合う友人としての関係です。

私の取得した資格、「中小企業診断士」関連の研究会・勉強会・セミナーなどで仲良くなった多士済々な方々や顧問先・支援先の方々は現在の重要な人脈です。
新たな仕事のタネをいろいろ紹介していただいています。

自分の人脈を整理してみましょう。もし、何かやりたいことがあるのなら、そのための人脈はあるのか、ないのならどう作ればよいのか考えてみましょう。
本気で何かをやるのなら戦略的に人脈を作る必要があります。それも、定年後ではなくもっと前から。


さて、話は変わりますが、このビルは築何年くらい経っているのでしょうか。



しっかりした外見ですが、排水管等が外付けに変更されています。
つまり水回りが傷んだ物件とういことです。おそらく築40年くらいでしょうか。
この業界に入ってそのようなことが気になり始めました。
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