前回から
2005/05/30
やっと一部入金
2005年5月25日、けたたましく私のPHSが鳴りました。着メロはABBAの「Money,Money,Money」です。正確のところは着メロではなく「録音メロディー」です。ABBAの曲は著作権の関係上、着メロにはなってませんので自分で録音しました。
電話に出てみると私の債務者からでした。曰く「給料を一部入金した。残りは6月10日に支払う」とのことでした。私の債務者は今回提訴した会社で経理や事務をしています。
早速銀行へ行き、通帳を記帳すると確かに入金されていました。
しかし、35,810円と全額の208,000円とはほど遠い金額でした。
本当に"一部"だね・・・
少しがっかりしましたが、残りは6月10日払うと言っているのだから、それを信じても良いかも知れないと思いました。だけど"保険"として会社に対する提訴を取り下げることはやめておきました。なにせ"一部"ですから。
最初の口頭弁論期日は6月6日です。もし本当に6月10日に支払えば、私は強制執行する事も無く一件落着です。払わなければ即座に勝訴判決を元に強制執行をするだけです。
だんだん運気が上がってきたような気がする・・・
本当は「運」ではなく今までの「努力や行動の結果の全て」なのですが、今はそう思いたかったのです。
請求の減縮申立書を提出
入金があったものの全額支払ではなく"一部"ですので、請求訴額の減縮(=減額)を行いました。
この簡易裁判所では「減縮申立書」のフォーマットが無い、とのことでしたので実例を見ながら自分で作成して5月27日に提出しました。
計算方法は次の通りです。遅延損害金を求める、去年(2004年)は閏年だった、ということも考慮に入れます。
- まずは1年間の遅延損害金を計算します。求める遅延損害金は年率14.6%なので、
208,000円(元本)×0.146(年率)=30,368円(1年間の遅延損害金) - 1日あたりの遅延損害金は、
30,368円(1年間の遅延損害金)÷366(日)=82.97円・・・2004年
30,368円(1年間の遅延損害金)÷365(日)=83.2円・・・2005年 - 遅延損害金の発生した日数は、
12月25日から31日までの7日間・・・2004年
1月1日から5月25日までの145日間・・・2005年 - 先ほどの日数に発生した遅延損害金は、
7日(2004年度)×82.97円(1日あたり)=580円(小数点以下切り捨て)
145日(2005年度)×83.2円=12,064円(小数点以下切り捨て)
580円+12,064円=12,644円(遅延損害金の総合計) - 遅延損害金から充填していくので、
35,810円(今回弁済を受けた金額)-12,644円(遅延損害金の総合計)=23,166円 - 最後に元本へ充填すると、
208,000円(元本)-23,166円(弁済額から遅延損害金を充てた後の残りの金額)=184,834円(減縮した元本)
となります。
つづく