アイデアリズム idealism daydream

ドラキュラ荘達人事件

おつかれっすぅ!

ドラキュラである。

吸血鬼である。

ロマン溢れるモンスターでありながら、やけに弱点が多いのはそれだけ人類側の研究も進んでいる、という事か。

それなら吸血鬼だって家の中でジッとしてる場合じゃない。

弱点を克服し、暴れ回るのだ!

長崎市民を恐怖のドン底に落とし入れるのだ。

そして、そんな吸血鬼と戦うのは教授でも学生でもなく、死神なのだ。

地獄の官公庁に勤める公務員の死神だ。

「闇の末裔」である。

美しき吸血鬼と戦うやけに美形な死神公務員。

怪奇にして耽美。

主人公を演じるは三木眞一郎、謎の敵は速水奨。

ああ声まで耽美。

制作陣はかのきらめく美形アニメーション「快感フレーズ」のスタッフ。

ああクリエイターすら耽美。

めまいがする程美麗な映像と、倒れそうな程華麗なセリフ回し。

これが女性ファンのハートを捉えてやまない世界なのか。

日頃私が慣れ親しんだ男の世界とは余りに異質な。

熱い男達が求め続ける偶然の出会いから始まる飛び切りキュートな5人のママ先生と幼馴染とクラスメイトと妹みたいな年下の女の子に囲まれた日々、そンな過剰な愛とは対極とすら言っていい。

美青年と美少年との禁断の愛。

ああ、世界には色々な形の愛があるのね。

少なくとも私を含めた1,270人の男達とは道を異とする愛である。

先方のやっぱり1,270人くらいの支持者がいるのだろうか。

オランダあたりでは国家をあげてそンな愛の形を支持しているという。

「パートナー制度」なる法律で禁断の愛が禁断ではなくなった。

永遠の愛を誓う事だけが全て。

ああ国中が耽美。

1日付けでの施行に合わせて、4組の愛がアムステルダム市長の媒酌で実を結んだという。

なンて美麗な市長。

そもそも首都アムステルダムの市民の約1割が潜在的同性愛者と言われる「耽美の都」だという。

10%だぜ諸君。

100万都市なら実に10万人だぜ。

5万組もの禁断の愛。

街の全てが耽美にして怪奇。

神もホトケも無いンでしょうか。

国中が死神も同然だな。

嫌だいそンな国。

だって私は女神さまっの国の人だもの。

声は井上喜久子さンでしょうか。

はにゃ~ん。

これで首都住民の10%が潜在的にひょんなことからちょっぴりお茶目な12人の妹達とのステキな出会いを求めていたら、オランダ辺りに負けるもんか。

あとは法改正と社会的コンセンサスの確立でたちまち世界のさきがけさ!

「耽美の都」に対抗して、「愛情過多の都」、ッつー事で。
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