アイデアリズム idealism daydream

嘘や夢であって欲しかった その26 取立金請求事件 口頭弁論期日 (当日)

前回から

2005/06/13

2005年6月6日

「あー、どうしよう。間に合わない!!」
「裁判所に電話したげよっか?」
「ありがと。頼むわ・・・」

 前回の失敗の反省も無く、またまた今回も時間に遅れそうになる私。月曜日だという事もあってか、エラく激しい感じで渋滞しているんですけれど。助手席の友達が裁判所へ電話をかけてくれました。

 裁判所からは「なるべく早く来てください」とのこと。あー、なんか助かったという感じ。
 裁判所に着き、急いで法廷へ駆け上がる私。多分10分遅れくらい(夢中で駆け上がったため時計を見忘れ正確な時間が分からないが)で審理がスタート。

あれれっ、また被告が来てないし。

 今回は私の直接の債務者ではなく、債務者が勤務している会社の代表者(第3債務者)が被告です。債務者がナンダカンダ言って債務を支払ってくれないので、泣く泣く強制執行として「給料債権の差押」をしたのですが、今度は代わりに払ってくれるはずの会社が支払を全然しないので(と言っても5,000円ほど支払った)、会社を「債権をちゃんと払え」と訴えた・・・というわけで。

 私は理論整然とお話する事が苦手なので数々の書類をあらかじめ提出していました。しかも被告はやって来ないということで審理は怖い程スムーズに進みます。

「この遅延損害金についてなのですが・・・」
「ハイ」
「取立金請求事件の場合、"請求しない"というのが慣例となっています。事務的な手続きも煩雑となりますし」
「そうですか・・・」

 ああ、やはりそう来たか・・・と思いました。まぁ"裁判長の判断で減縮されるカモ知れない"と言われていてあらかじめ覚悟していたので、ビックリしませんでした。

「また、あらかじめ減縮する事によって"被告からある程度譲歩した(もちろんこの場にはいないが)"となり、争点も多少和らぐ事でしょう」
「そうですねぇ・・・」
「よって遅延損害金は求めないのと、支払われた5,000円を元本に充填し、請求額を32,500円と減縮する事でよろしいかな?」

 ここで裁判長の判断に対して"一歩も譲らない"と「私が判決を不服として上告する」事になり、裁判自体が結局ダラダラ長引いてしまうだけなので、判断を飲む事にしました。
 まぁ、遅延損害金の計算は私自身がしなくちゃいけないし、なによりもこの計算は面倒くさく、大体この訴え自体が「第3債務者(会社)に対して自覚を促す」意味合いが強い、ということもあります。

「はい、分かりました」

 私が減縮という判断を飲んだため、裁判長がそれを受けて即座に判決文を読み上げました。

 通常訴訟なのに少額訴訟並みに早ぇなぁ、オイ・・・。5分くらいで判決出ちゃったよ・・・。

 取りあえずこの訴訟の調書が原告、被告に送達された後、何も無ければ2週間後に判決が確定します。

つづく

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