10月8日(日)取手市内において取手市内消費者団体「雫の会」が主催、県南農民組合が後援して「あなたの知らない食の危機」と題して学習会を開催、80名を超える参加者が集まりました。講師として民主党時代に農林水産大臣をしていた山田正彦氏が演壇に立ち、パソコンでのスライドを使った細かな資料を基に説明してくれました。
山田氏の学習会を前に、県南農民組合事務局山口から農民連の取り組みを紹介しながら『お米が食べられなくなる日』というDVDを上映して①危機の理由②食料貿易の問題③お米と私たちの未来という3部構成で解説。そこでの解説資料として「農民連ブックレット~ストップ日米FTA安倍農政」を紹介すると用意していた本がすべて完売してしまうほど盛況でした。
そして、メインの山田正彦氏により「種子法廃止とこれからの日本の農業について」と題して学習会が行われました。山田氏は政府財界がすすめるTPPの流れに基づく農業関連8法案が先の国会ですべて可決されてしまったこと、その問題点をいくつかの事例をだしながら細かく解説してくれました。国で管理する種子のノウハウが外資系民間会社へ提供されていること、遺伝子組み換え食品が世界的にひろがってしまい、健康に影響が出始めていること、それらに対抗するために世界的には多くの市民運動が盛り上がってきていることを紹介。私たちもさらに運動を広げる必要性を感じた学習会となりました。
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