3月15日に安倍首相がTPPへの交渉参加を表明したことで毎日がいてもたってもいられない気持ちになり、急がなくてはと思っていました。国会行動にも行きたいと思っていたので、食健連、農民連の皆さまと連帯できてうれしかったです。
約100人の参加者が全国各地の取り組みを報告。TPPによってどれだけの被害をこうむるか、景観も失う、自国の権利が守られない等安倍政権に対しての批判が相次ぎました。日本共産党の紙智子、高橋千鶴子両氏も国会の状況と激励に駆けつけて下さいました。
国会議員要請行動は、自民党の「TPP参加の即時撤回を求める会」の240人余に対して、各班に分かれて要請をしました。私の班では11名をまわりましたが、「TPP阻止にむけ、選挙公約でもある6項目を守り、守れなかったら撤回させます!」と言いながらも、今の段階では「安倍首相が『守るべきものは守る』という言葉を信頼したい・・・」と答えるにとどまる国会議員や秘書の方ばかりでした。
交渉で国益を守れるかのように強調した安倍首相ですが、例外なく関税ゼロが原則、「守るべきものが守れない」がTPP交渉です。「日本を取り戻す」どころか「日本を売り渡す」安倍政権の参加表明にたいして、これからもたたかいをつづけていかなければと強く決意した行動となりました。(小林恭子)