県南農民組合

多くの国民が安全な国内の農畜産物を求めている。こんな時代だからこそ「作ってこそ農民!」

TPP交渉参加阻止へ!だまっていられない!

2013-03-22 20:01:16 | 県南農民組合

 3月15日に安倍首相がTPPへの交渉参加を表明したことで毎日がいてもたってもいられない気持ちになり、急がなくてはと思っていました。国会行動にも行きたいと思っていたので、食健連、農民連の皆さまと連帯できてうれしかったです。
約100人の参加者が全国各地の取り組みを報告。TPPによってどれだけの被害をこうむるか、景観も失う、自国の権利が守られない等安倍政権に対しての批判が相次ぎました。日本共産党の紙智子、高橋千鶴子両氏も国会の状況と激励に駆けつけて下さいました。

 国会議員要請行動は、自民党の「TPP参加の即時撤回を求める会」の240人余に対して、各班に分かれて要請をしました。私の班では11名をまわりましたが、「TPP阻止にむけ、選挙公約でもある6項目を守り、守れなかったら撤回させます!」と言いながらも、今の段階では「安倍首相が『守るべきものは守る』という言葉を信頼したい・・・」と答えるにとどまる国会議員や秘書の方ばかりでした。

 交渉で国益を守れるかのように強調した安倍首相ですが、例外なく関税ゼロが原則、「守るべきものが守れない」がTPP交渉です。「日本を取り戻す」どころか「日本を売り渡す」安倍政権の参加表明にたいして、これからもたたかいをつづけていかなければと強く決意した行動となりました。(小林恭子)


3・13重税反対統一行動に200名が参加!TPP反対・消費税増税反対訴えデモ行進!

2013-03-14 09:02:13 | 県南農民組合

今年も「3・13重税反対統一行動」が龍ヶ崎・土浦税務署管内で行われました。この行動は、平和で安心して働き生きることを願う団体、個人が重税反対の一点で団結し「納税者の権利を守れ」「庶民の生活費に課税するな」「税金の使い方をただせ」と訴えながら自分の手で確定申告を提出する全国統一行動で、1970年に開始し今年で44回目。全国約600ヶ所、約20万人が参加しています。今年は龍ヶ崎税務署には約200名(組合150名)、土浦税務署には約340名(組合50名)が参加しました。
 土浦集会では主催者を代表して常陸野農民センター桜井会長が「今の自公政権がTPP交渉と消費税増税を進めようとしている。TPPは農業問題にとどまらず、国民生活全体に影響が出て、国の在り方が変わる。交渉参加をやめさせるべきだ」と挨拶しました。
 集会後、税務署までトラクターを先頭にデモ行進。「庶民への大増税反対!」「税金の無駄づかいは許さない!」「原発反対!」「TPP反対!」など声を上げながら通り行く人々やドライバーに訴えていました。


種もみの温湯消毒作業を実施!

2013-03-07 12:13:06 | 県南筑波農産センター

  
3月下旬頃から米づくりの最初の作業「種まき」が始まります。
 一般的にはいもち病やばか苗病・センチュウ等を防除するためにあらかじめ農薬散布された種子を使用しますが、それに頼らず種籾を一定の時間、一定の温度のお湯に浸すことで消毒するやり方で、農薬に頼らずに稲の病気を予防することができる「温湯消毒」を数年前から龍ヶ崎市石引氏に依頼して作業しています。
 温湯消毒は以前から行われていましたが、一定の温度を均一に種子へ循環させることが難しく、発芽不良を起こしやすいという欠点がありました。近年、技術の発達で乾燥籾を60℃の温湯に10分間浸漬できる装置が開発されており、各種の病害にも防除効果があり、薬剤で処理したものと同等かそれ以上の効果が認められているのです。そして、化学農薬を使用しないため、廃液処理が問題にならなく、環境にやさしい取り組みとなります。さらに売れる米作りの一環で減農薬栽培に取り組みやすくなります。(種子消毒での農薬3成分を減らすことができます。)そして10a当りの消毒経費が通常の化学農薬に比べ半減します。すべての面で、環境にやさしい種子消毒と言えるでしょう。