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県南農民組合

多くの国民が安全な国内の農畜産物を求めている。こんな時代だからこそ「作ってこそ農民!」

種子法廃止の問題点について山田正彦氏による記念講演~県南筑波農産センター第13回総会開催!

2017-11-27 16:05:44 | 県南筑波農産センター

11月24日(金)龍ケ崎市馴柴コミュニティセンターにおいて第13回県南筑波農産センター総会が開催された。議案提案の前に、今回の総会の記念講演として元農水大臣の山田正彦氏による「種子法廃止とこれからの日本農業について」という演題で学習会を行った。

 山田氏は日本の種子(たね)を守る会の顧問として活動しており、今年の通常国会で農業関連8法が改正されて、そのひとつ突然廃止された「種子法」の背景にTPPなど自由貿易で世界のアグリビジネスが食料支配を目的に「日本の種子」を食い物にしようとしている現状を解説。これまで国が責任をもって管理してきた種子生産に関する予算が確保されなくなり、今後公共性が失われて外資含む民間任せになっていくことで、種子の多様性が失われ、企業の管理による価格高騰が懸念される。そうされないために国に公共品種を守る新しい法律をつくらせる署名活動を広げている。学習会を聞いた参加者からは「種子法廃止の内容について、こんな大きな問題だとは知らなかった。多くに人に問題点を知らせていきたい。取り組みを広げたい。」と語ってくれました。

 その後の定期総会では、議長に渋谷俊昭氏を選び1号議案から6号議案まで提案。質疑を行い、すべて賛成多数で議案が採択された。

 


新婦人つくば支部での試食体験会で産直の魅力を語りました!

2017-10-25 15:46:45 | 県南筑波農産センター

10月24日(火)新婦人つくば支部のコスモス班で産直の試食説明会が開催されました。当日は産直を取っていない会員さんに声をかけて一緒にお昼をたべながら産直米、産直野菜との魅力を説明するという企画で、全体で10名ほど、うち3名の方が産直未契約という参加者でした。

 ボックスに入っている料理レシピとあわせて、産直ボックスの野菜を紹介しながらすでに調理していただいたものと合わせて、炊き立ての産直米をみんなで食べました。

 産直担当さんは「いつもスーパーで買うと自分が調理しやすいものばかりになってしまうけれど、野菜ボックスは意外な野菜が入っていて、それをレシピ通りに調理するのがうれしい。いろいろな野菜を楽しめるのがいい」「産直米は特別栽培米として生産者が手間暇かけたものを精米したてで届けてくれる。本当に美味しい」など感想を述べ、新たな会員さんも「野菜ボックスはミニでもいいかしら」「家族少ないから2kg白米からでも大丈夫?」などうれしい感想。少しずつ産直を利用する人が増えてくれるといいですね!


都内小学生たちの稲刈り体験・・が雨で中止

2017-09-06 17:31:52 | 県南筑波農産センター

5月に田植えをおこなった武蔵野東小学校の5年生およそ100名が本日、9月6日(水)稲刈りにやってきました。ところが、あいにくの降雨のため稲刈りは中止!3年連続で稲刈り体験ができていません・・・(><)

「どうして雨の中で稲刈りはできないの?」と残念がっている子どもたちに理由を説明。①雨の中で収穫すると濡れているので品質がよくない②乾燥するのに調整に時間がかかる、品質が悪くなる③コンバインが雨にぬれると故障してしまう④田んぼがぬかるんでいるので状態が悪くなる・・・など説明すると納得。

「この辺を植えたよね~」と自分たちが5月に植えた場所を確認しつつ、名残惜しそうに田んぼを後にしました。

小雨になってきた中で、稲穂をバックにクラスごとに記念撮影だけ行いました。

その後、隣の小学校体育館をお借りして昼食と交流会。田んぼ管理してくれた大塚さんからも田んぼの生育状況と農家の現状について話をしてくれました。さらに雨の中、稲束を用意して見せると、「稲刈りやりたかったな~」「これがお茶碗一杯分のごはんになるの?」「学校の庭に植えた稲と全然違う!」など話していました。学校で11月に行われる「新米祭り」には美味しいお米を届けます!


CSAなないろ畑の取り組みを視察~産直サプライチェーン研究会

2017-07-24 13:24:44 | 県南筑波農産センター

 7月23日(日)産直サプライチェーン研究会が主催する研修会が行われ、神奈川県大和市のなないろ畑の取り組みを視察した。こちらの法人では「CSA」という方法で事業に取り組んでおり、代表の片柳氏に実際にスライドにて紹介して内容を伺うことができた。

CSAというのはコミュニティ・サポーティド・アグリカルチャーの略で、地域コミュニティが農業を支えるという意味です。また有機農業を中心に地域の中にコミュニティを再生しようと言う意味も含まれています。農場を持続していくために、会員みんなで力を出し合おうというシステムです。さらに有機農業を基礎に社会全体をエコロジー型社会に変えていこうという動きです。このような考え方を私たちの農場も取り入れて、日本版のCSAを始めることにしました。(なないろ畑HPより)

都市近郊農業で消費者とも近い関係での農業経営ということで、高齢化が進む農業現場の中にとてって、「地域・消費者とともに生産をすすめるという」とても画期的な取り組みに参考になる内容も多かった。

その後は出荷場を後にして圃場見学。農薬を使わないで栽培する野菜がたくさんあふれていた。

畑の一角にはポニーを飼っている。消費者との交流会には人気者らしい。

 

 


それぞれの苗の生育状況を確認しました!~2017田んぼ現地検討会実施

2017-06-19 11:46:53 | 県南筑波農産センター


夏空の6月17日(土)毎年実施している田んぼの現地検討会を開催しました。朝一番に阿見地区をスタートして県南地域5市町地域20圃場ほど会員の田んぼの生育確認にのべ30名ほどの生産者が参加しました。

 

基肥肥料販売でお世話になっている(株)柏屋肥料店市毛社長に今年の生育概況の資料を用意していただき、さらに今年は茨城県で発生してきている「雑草イネ「イネ縞葉枯れ病」についての情報、対策なども詳しく説明していただきました。栽培については今年も多木化学肥料(株)より橘技師を講師にお招きして、現在の葉色の状態からみた肥培管理や水管理などを苗を抜き白根の伸び具合など比較しながら説明していただきました。

それぞれの田んぼごとに「特別栽培生産圃場」の看板を掲げてあり、生産者本人の写真が栽培計画書の参考資料となります。


植えた苗が毎日食べるお米になることを実感~都内の小学生の田植体験を実施しました!

2017-05-08 14:52:54 | 県南筑波農産センター

 絶好の田植え日和で夏のような陽気の5月8日(月)に毎年恒例、東京都武蔵野東小学校5年生約70名が田植え体験に阿見町大塚さんの田んぼにやってきました。元気に挨拶を済ませた後には、田んぼに行く前に並んで大塚さん夫妻からの苗の植え方指導。

「苗は3本ずつ、みんなの足の大きさくらいの幅で、田んぼの線に沿って植えてくださいね~」(大塚父)

「競争じゃないから早く植える必要はありませんよ~ゆっくりでいいからしっかり丁寧に植えましょう~」(大塚母)

子どもたちは元気に返事をして田んぼに向かいました。

さっそく田んぼに入ると、ヌルヌルした感覚に子どもたちは大騒ぎ!でもそのうちに慣れてきて、一人ひとりが田んぼの中に描かれた線に沿って苗を植えていきました。しばらく植えていくとだんだんと慣れた様子になり、自分のペースでスムーズに植える子、曲がりくねって植えてしまう子、ドロ遊びを始めしりもちをつく子など子供らしく田植えを体験していました。

子どもたちの足跡がのこる田んぼの様子。

田植えの後にはクラスに分かれて記念撮影。4か月後の9月には同じ田んぼの稲刈りが待っています。

 


生産法人の取り組みを視察!~つくばみらい市やわら生産組合

2017-04-10 18:55:11 | 県南筑波農産センター

4月10日(月)茨城ふるさとネットが主催して「経営学習交流会」が開催されました。視察会場のつくばみらい市農事組合法人やわら生産組合には県内各地から27名が参加しました。

代表の市川智さんから経営内容、施設の説明と米づくりを継続するための今後の見通しなど伺いました。参加者からは、「補助金を活用して生産法人が地域の中でしっかり活動できている例を広げていきたい」 「高齢化してきているいま、共同で作業を行う取り組みは大変勉強になった」など感想がありました。

視察している隣のハウスでは苗づくりの真っ最中でした。市川代表をはじめ組合の皆様、お忙しい中対応していただきありがとうございました。


つくば新婦人の産直野菜米つかった新年会に参加!

2017-01-16 18:07:39 | 県南筑波農産センター
 1月15日(日)つくば新婦人産直友の会の新年会に招かれ、そこで新年のご挨拶かねて農業情勢学習会を開きました。食事前に今の日本の農業の現状と農民連の取り組み、そしてTPP交渉批准が国会で強行採決されても、世界の流れからはまだあきらめない情勢だと報告。「産直運動の広がりが日本農業を支えていることを実感」「TPP交渉阻止させる運動の成果を継続させよう」など意見が出されました。
 
 食事前にはゲームが用意。テーブルごと箸で大豆を時間内にどれだけ移動できるかのゲームが行われました。「意外と難しい」「手が震えてつかめない」など空腹前の異様な盛り上がり(笑)

 
お昼は、事前に各班で料理を持ち寄りつつ、農産センター産直米のごはん、阿見産直センターの新鮮野菜材料のおかずなど、盛りだくさんのランチにみんなで舌鼓をうちました!新婦人の会員さんが一同にあつまるのは数年ぶりとのこと。これからも産直運動を盛り上げていけるように応援していきます!

土佐文旦産直協同組合を訪れました!

2016-12-12 15:09:02 | 県南筑波農産センター
  
 農産センターでは以前から2月頃に地元直売所を中心に「土佐文旦」をたくさん取り扱っている。そのおつきあいで12月5日~6日高知県土佐市にある土佐文旦産直協同組合の25周年祝賀会に招待された。祝賀会には文旦生産者が16名が出迎え、全国からおよそ30名の関係者、消費者が集まり、茨城県南から2名で参加した。

 狭くて急な坂道をくねくねと登っていくと山の急斜面に文旦畑がバーッと広がっていた。
収穫。剪定。草刈り。かがんだり、木に登ったり、夏の暑さとたたかったり。ここでの作業はさぞかし大変なことだろうと。さわやかな甘さ、上品な香り、プリップリでジューシーな土佐文旦は、常に日光を吸収し生産者の苦労の末、私たちの口に入るのですね。生産者の皆さんの人柄が親しみやすく明るくおおらかで、とても素敵な人たちでした。(根本郁子)