県南農民組合

多くの国民が安全な国内の農畜産物を求めている。こんな時代だからこそ「作ってこそ農民!」

青年部総会2日目 パソナ農場?見学報告

2008-02-25 13:38:17 | 県南農民組合
2/13東京都千代田区大手町のビルの地下二階にある就農支援を目的としたPASONA(パソナ)の施設を見学してきました。太陽の光の届かない地下での農業では人口光が利用されています。施設内では米や野菜、ハーブ、花卉などが栽培されています。生育段階に合わせて温度や日長、溶液濃度(溶液栽培により)を調整し生育をコントロールしています。結果、稲の作付けは年3回可能となり、植物は自然の状態よりも早く、大きく、効率的に栽培することが可能となります。
地下農場の施設は一般の人たちが農に興味を持ってもらうことに関しては大変魅力的だと思います。露地で栽培したものと変わらない栄養豊富で無農薬の新鮮で清潔な天候にも左右されない人造的な作物を口にしたいかどうかという点とは別に収支を考えずに農業ビジネスを行える煌びやかな施設は私の農へのイメージとは真逆のものでした。

農民連青年部第16回総会に参加

2008-02-15 18:27:34 | 県南農民組合
2/12~13東京都文京区ふたき旅館にて農民連青年部第16回総会が開催され、全国から約70名が参加し、茨城県から5名、うち県南農民組合より生産者2名、事務局2名で参加しました。
開会挨拶した青森の葛西部長は「就農する青年のさまざまな悩み、要求に注目していこう」と呼びかけ。
森吉事務局長からは先月発生した中国産冷凍ギョーザ事件によりマスコミに農民連・食品分析センターが注目していることを話し、食糧自給率が低いことが原因であることを広く知らせ、地域ではたらきかけようと報告。
討論では、昨年10月にタイで開催された世界的農民組織「ビア・カンペシーナ」の地域青年集会に出席した3名が報告。多国籍企業が種子と肥料を支配し、単一作物を大規模に植えつけさせられ家族農家が切り捨てられ若者が都市に出て行ってしまう実情と、地域に根ざした作物を無農薬で栽培してそれを地域で販売しながら生計を維持する「地産地消」が少しずつ広がっていることを話していました。
県南から初めて参加した小林健太郎くんは「参加している人たちが意外と同世代が多かったことに驚き、またその意見が食糧のことや農業のことをしっかり考えていてることにとても感心し、勉強になった」と話してくれました。

第21回県南農民組合総会が開催!

2008-02-04 15:12:08 | 県南農民組合
2月2日(土)龍ヶ崎市馴柴公民館にて約40名の参加者にて第21回県南農民組合定期総会が行われました。
総会を前にあおぞら診療所看護士長の安蔵朱美氏が、『医療と介護の実態病気を予防するには』と題して講演を行いました。そこではこの4月から実施される予定の後期高齢者医療制度について詳しく解説。
高い保険料を年金からの「天引き」で強制徴収、しかも2年ごとに自動的に引きあげる。さらに低年金・無年金の人が滞納したらまっているのは保険証とりあげ。そのうえ医療内容は差別され、受診や薬の制限、入院患者の追いだしと問題点を示し、司会の大林さんは「とてもわかりやすい内容で、なぜ2週間で退院させられるかがわかった」と話してくれました。
総会では昨年秋の全農7000円米価という通達に農民連を中心として農水省に交渉を続け、備蓄米の買入れを実現させたことを報告。運動で情勢を動かすことができることをあらためて広め、「食糧を生みだす農業はつぶしてはならない」思いを共有させ、24戸30名30部の目標を掲げて仲間づくりを提案しました。
今回の総会では「20周年記念品」として、ひとりひとりの会員を大切にしようとの思いからそれぞれの判子と専用ケースを全会員にプレゼント。「ちょうど欲しかった」「早速税金申告のときに使ってみよう」と皆嬉しそうに話してくれました。