どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

あまりいい日ではなかった

2016-01-26 21:17:09 | 日記

 

朝から曇りだった。でも早く目が覚めてしまった。雑用をこなし餌を作って食べた。

 

 

午後からはモワっと暖かくなり、仕事にならなくなる。冬の空気ではない。

 

 

響に行くとアンドレ・プレヴィンの「King Size」をかけてくれた。プレヴィンといえば私にとってはクラシックの指揮者だが王道のジャズピアニストでもあったのだ。これは驚いた。

ジャズでも十分に食って行けそうなのだが、なんでクラシックに畑代えをしたのかはナゾだ。とはいえ80年代にまたジャズに復帰しているようだから、そのあたりの差は本人は気にしていなかったのかもしれない。

 

 

さえない1日だった。


今日も晴れました

2016-01-26 01:18:20 | 日記

 

たった3センチだけ雪が降りました。今日は真面目に仕事をしております。その3センチでも、景色はずいぶん変わるものです。

各地で大雪の話題が出ていまいました。少し申し訳ないのですが、ウエザーニュースが「3日分の食料を買って、籠城に備えるように」と言っていた、愛媛県は晴れだったようで、チと荷が軽くなった。

とはいえ記録的な偏西風の大蛇行、エルニーニョのせいなんでしょうが、なんで西にずれたんでしょうね。なんででしょうね。

 

 

スマップ騒動でいろんな人がイロイロ書いているのを読んだ。だが突然変な思いに駆られてきた。

スマップはデビュー当時から売れていたわけではない。それをプロデューサーがそれこそプロデュースし続けて今日にいるわけだ。そのプロデューサーが事情で退社してこの騒動なのだが、その政策はなんだったかといえば、年をとってゆくアイドルを年なりに脱皮させてゆく手法だ。ただこれは難しい。アイドルから俳優へ、もしくは歌手へと脱皮できた例は少ない。ただアイドルグループとして余力のあるうちに実績を積み上げたと思う。それぞれが独り立ちできる準備は重ねてきたと思う。だからこそ40超えても人気のある「アイドルグループ」なのだ。

ただ40超えてアイドルか?というのがある。いやもうアーティスト集団でしょ。芸歴から言っても立派な大人でしょ。現実にスーパースターだ。日本じゃ地位が低く見られているが、中国なんかではスマップの公演が中止になった大騒動の時に、国家主席が残念がったほどなのだ。

スーパースターという言い方をやめたとしても、芸能界きっての人気歌手グループであり、なんでもできる芸能グループなのだ。

でもなんで「アイドル」なのだ?

多分それは一般の認識でもあり、ジャニーズ事務所の認識でもある。ジャニーズ事務所が記者会見ではなく、番組中に生放送で謝罪させたのは、何にもできない子供が記者会見で何をいうのかわからないから、ああしたのだろう。

 

 

ただそこまで子供なのだろうか。確かに素っ裸で公園で寝ていたりとか、どうやって収拾つけたのか未だもって不明のこととかはある。確かに事務所の力だろう。でも長々とアイドルをやっていれば、そりゃ変になる。ジャスティン・ビーバなんて最たるものだ。

金を稼ぐからこそ手放せないのはわかるが、丁稚奉公で金をいくら使ったんだと言われても、すでに彼らは借金を払ってそれ以上の収益を事務所に与えたはず。義理もないだろうと思う。確かに親子関係に例えられる芸能界では、問題かもしれないが、親子関係だったら逆に子供が独立するのを喜ばないのだろうか。

彼らをアイドル枠に押し止めていたのは、事務所が強すぎたためだ。彼らは何をやっても事務所が強いからでしょ?カメラアングルから全部指定されてんでしょ?セリフから全部コントロールされているんでしょ?いい仕事を取れるのもそうでしょ。でもかっこいいからいいかな。TVにいっぱい出てるし当たり障りないし。そう世間は思っていた。いい子でしょ。40台が。

そして事務所も、アイドルグループという枠でしか考えてこなかった。

そしてアイドルグループが40を超えても存続した例は、多分間違いなくスマップしかいない。次に続く嵐はそのロールモデルを追随しているだけにしか見えない。だが事務所はそこを認識しきれていない。簡単に言えば、スマップの曲と嵐の曲と、どちらが学校用の合唱曲に編曲されたのか。嵐はアジアでも成功しているとは思うが、スマップほどになっているのか。

嵐のメンバーはなぜデビュー当時からの体型を維持できなかったのか?

私の違和感はここなのだ。彼らを子供にしてしまう事務所と、それでいいという世間との、それでいて彼らも年をとるという問題のロールモデルを、事務所は壊してしまったのだ。

芸歴たっぷりの大の大人を、自分の言葉で言わせないというのは、やりすぎだった。この騒動は多分長引く、そう誰もが思っている。今年の9月で契約が切れるわけで、そこでまたライブが起きるのだろう。その時に何が起きるかを誰もがじっと見守っている。そこにはスマップの価値も何もない。そこには彼らの本当の意思も全部ない。消費されるだけの世界が広がっている。

なぜ女性アイドルは「卒業」ができるのに、男性アイドルには卒業がないのだろうか。スマップにはその可能性があったのだが、ロールモデルを開拓してこその事務所だと思うのだが、その見識は全くなかったようだ。タレントがあってこその事務所という認識は全くなさそうだ。

まあその前に、様々な問題はあったのだろうから、スマップは子会社化してしまう方向が良かったのではないのだろうか。退職したプロデューサーを資本100%出資で独立させてしまう手もあっただろう。そうするべきだったのだ。

スマップの面白いところは、ファンと一緒に年をとって成長するというモデルなのだ。それを全く理解していないのが、問題なのだ。

 

 

実は、古い成功体験のモデルがあって、そこから逸脱した例があって、それを追随した例もあって、その差と状況をよくよく見れば、ビジネスモデルの授業に使えそうなほどに面白い。もうアメリカあたりで研究が始まっていたもおかしくない。

特に創業者の年齢が、問題になるだろう。

もう一度言おう。ビジネスモデルとしてみればスマップは最高に面白い。

 

 

でもな、40でアイドルって高齢化社会の形だよな。嵐だってアイドルか。

あれが若いというのは、高齢化なのだよ。スマップがアイドルでいられるのは安心してみてられるからでしかない。実は水戸黄門と大して変わらない。

事務所は、そこだけは分かっているのだろうな。

ピーターパンの苦悩は知らないのだろう。