明日から4日間は大雪になりそうだ。特に明日がひどい。気象衛星の写真を見ると、この夜中も降っていてそうだが、星が見えている。だが確実に明日の朝からかなり降ると思われる。水泳も6日は間を空けたくない。なので今日のうちに泳ぎに行く。
途中岩手大学のアメフト部の学生と会う。ダイエットのために泳ぎに行くというと、怪訝な顔をする。「いやこれでも81キロから78キロまで痩せたんだよ」「えっ、結構あるんですね」
そう、最近気がついたのだが私は、ものすごく痩せているか、態度がでかいせいかとても体重があるかのように、学生には見えているようなのだ。多分55キロから95キロまで幅があるようなのだ。
あのなぁお前らどこ見てんだよと言いたくなる。「アメフトから見たら細いだろうけどね、身長183あったらこんなもんだよ」「いやしかし」「体脂肪率は15%だよ。もうこれ以上は下げたくないけどね」「ウ~ン」
信じ難いらしい。とはいえ彼らと我々の年代では、確実に骨が違う。我々の方が太い。なんのかんのと言って、歩くのが当たり前だった時代と、親が何かにつけて送り迎えをする世代の差はある。
とはいえ彼らはウエイトで一生懸命ビルトアップしている。頑張って90キロとかなっているのに、平気で80キロというのは信じ難いのだろう。
小型のブレーカーとシャベルが可愛い。
ということで太田橋を渡ったところ、今日は総合プールはお休みというのに気がついた。今からゆぴあすに変更か?少し時間が遅くなる。ウ~ンどうしよう。まずは引き返して、買い物をしてバスに乗ることにする。
最近岩村忍の「暗殺者教国 イスラム異端視の歴史」を読んだ。中世のイスラム・ニザリ教団の歴史だが、本来は元帝国の武将ブトキバを書きたかったが、あんまりにも資料がなくてニザリ中心になってしまったという本でもある。批判はかなりあって、出典が書かれていないとか、人名がこの発音でいいのかといった問題や、岩村忍氏の戦時中の経歴等、問題はあるが読み物としてはかなり面白い。フィールドワークもかなりしてきた方なので、書き方に厚みがある。だがこの本、これで読むのは4度目だろうか。読み物としての面白さと、イスラムに何かあるたびに読んでいるような気がする。
ニザリは当時も今も異端中の異端だ。そして現在スンニの異端はアルカイダでありISISだ。歴史の中に何かの決着点を探そうとして読むのだろうか。しかしやはり、面白い話でしかなかった。
ちなみにニザリはまだ存在している、アガ・ハーンで検索すると出てくる。
JR山田線・長田町の踏切が最近大きくなった。これは道路拡張のためなのだが、もしかするとこれによって盛岡市内最大の踏切ができることになるのかもしれない。盛岡市内は東北新幹線・秋田新幹線がある。これはほとんど高架だし、秋田新幹線も大きな道路と陸橋で交わらないようにできている。田沢湖線も同様だ。東北本線もほとんどが陸橋で交差している。青山の踏切は2車線なので大きくはない。可能な限り陸橋や道路が下を潜るようになっている。それでは山田線は運行本数が少ないので、踏切になるわけだが、これまた大きいところは陸橋で、小さいところは踏切で処理されている。
ただこの長田町踏切はそうもいかない。高低差を利用して、確かに陸橋にできる土地だがそれでは対費用効果が薄すぎる。なので踏切なのだろう。どう見ても4車線で、最大5車線というのは盛岡市内で最大なのではないだろうか。
さてバスに乗ってゆぴあすに行く。自転車でもいいのだが、少し時間が遅くなってしまった。帰りの気温のことを考えると、体を冷やすこともない。ただ自転車より時間がかかるという問題さえなければいいのだが。
ここには体の大きなインストラクターがいる。なのでとても子どもにもてる。いやその前に彼は人が好きなようだ。その彼に、最近のどっかの大学が出した、フリーの手の漕ぎ方はS字かI字を書くべきかという議論で、実測とコンピューターシュミレーションで、I字の方が手を回すスピードが速くなるのでそちらが早い。だがS字は手に渦が生じてそれで効率は良くなる。だから長距離には有利と言っていた話だ。彼曰く「トレンドはI字に成っています。」。ピッチコントロールはどうなるのか、つまり50メータの水路と25メーターの水路とでは掻く回数が微妙にずれる。50メータだと24回漕いだのが、25メーターだと10回とかになる。「そこはトレーニングです。でもどの方法も一概にいいとは言えません。そのうちまた変わるでしょう。」正しい答えだ。
久しぶりに対面したら痩せていた。どうしたんですかと聞くと「頑張りました!」
体育会系である。
村上春樹の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」が文庫本で出た。今読み始めているが、なにかサリンジャーの「フラニーとズーイ」の翻訳の影響がありそうな気がする。ただ今までの小説より、直接的な気もする。
まだ読み始めたばかりだ。
明日はどれくらい雪が降るのだろうか。