前回出した、1984年のグラフだが、気になってよくよく見ると1985年もすごい年だった。2年連続、過酷な年であったようだ。
1983年12月から、1986年1月まで書き出している。寒さでは1944年から46年には勝てないが、かなりな記録を持っている。
まず日最高気温の低さでは、84年がー5,6℃で8位だ。月平均気温が高いのでは、84年が24.9℃で8位85年が25.9℃で2位、共に8月の記録だ。月平均気温の低いのでは85年1月の-5.2℃で4位、年平均気温の低いのでは84年が9.1℃で9位、日平均気温0℃未満の年間日数では84年が100日の1位、85年が78日の10位。日平均気温25℃以上年間日数は84年が25日で8位、85年が31日で5位。真冬日の日数では84年の36日の4位、85年の33日の8位。日最高気温30℃以上年間日数では85年が35日で7位。日最低気温0℃未満の年間日数では84年の149日で3位。85年11月は月間日照時間の少なさ73.2時間の9位。年間日照時間の多さでは84年の1911.9時間の9位。
ここから用語が面倒になる。降雪の深さ日合計(1時間おきに降った雪を計測している、その合計)では85年1月16日の33センチで10位。降雪の深さ寒候年合計(日合計を冬シーズンで足して行ったもの。多く雪が降ったという事になる)では84年の360センチで2位、85年の277センチの10位。月最深積雪(これが普通の積雪)では85年2月9日の67センチで7位となっている。
かなり煩雑になったが、この2年でベストテンにランキングする項目の多い事。とにかく寒くて、急にギュっと暑くなって、冬は毎日雪が降っていたという年だ。
85年には盛岡にいたので、うすらぼんやりと記憶がある。私は青森出身なので、盛岡で雪が多くて、何のために来たのかよくわからなかった。おまけにとても寒かったのはよく覚えている。
さてその84年と今年の最低気温、そして平年最低気温気温を書き出してみた。なお平年気温は、日の平均気温を足して割ったものだが、日の平均気温の算出の仕方が単純に最高と最低を足して2で割ったものではない。1時間ごとに計測した温度を足して24で割ったものだ。急に暑くなったり寒くなった分の比重が軽くなるようになっている。
84年が平年を下回っているのがよくわかる。今年と言えばバラツキが多いが、少し高めなような気がする。ここの所の寒さで、自分は騒いでいるだけなのだとよくわかった。それにしても、最近-10℃以下が少ないだけなのだと言うのは、よくわかった。
しかし年間の温度差が84年で49.4度、85年で51.9度とかなり激しい年であった。おまけに6月の最低気温が一桁台で4日間続き、2.4℃の日があったのはオドロキだ。
極端な例だが、盛岡らしいといえば、そうだろう。