どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

ホンシメジ

2011-07-04 20:41:48 | インポート
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今日スーパで、「大黒本しめじ」が売られていた。普段あんまりキノコの棚は見ていないものだから少し驚いた。
なにが驚きかと言えば、ついにスーパーの棚に並んだからだ。そして4本で198円。
このキノコは「香り松茸味しめじ」と言われる日本のキノコの横綱格なのだが、松茸と同様共生菌なので養殖が出来なかった。その上松茸より産出量がとても少なく、松茸よりも高値になる。庶民には全く縁のない食材だ。当然私も食べた事がない。というか売っている所を見た事が無い。
これが数年前から養殖・量産出来るようになり、いつスーパーに並ぶかだけだった。2年前に、形の不揃いなものを500gネットで仕入れたが、確か2500円程度だったと思う。今回大体130gなので、3分の1まで価格は下がった。とはいえ形がそろってゴミとりの始末がとても少なくて済んだので、かなり安くなった。
今日は牛肉を巻いてホイル蒸しにしてから、簡単にソテーして食べようと思う。とにかくうまい茸だ。もう少し価格が安くなれば、エリンギなんて市場から消えるかもしれない。
一つだけ欠点がある。うまみが軸の中心に集まるので丸のままで調理した方がいいことだ。裂いたり刻んだりはしない方がいい。裂いたり刻んだりするとうまみが汁として逃げ出してしまう。アレンジの幅が狭いのが欠点だ。
なお天然産との味の違いだが、これを解る人がいれば食通でも相当な人だ。更に産地を食べ分けれる人はほとんどいないだろう。実際初めに私が仕入れたのはヤマサ醤油のもので、開発企業のようだが、各産地から取り寄せるのが最も困難だったと言っていた。これは事実だろう。岩手県産もあるようだが、岩泉の人間が食べた事が無いというレベルだからだ。
なお、室内管理なので放射能の問題はない。